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Remain there 有りのままで  作者: 一語 大福
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大人の快楽と幸福な日々

 13歳になった夜、ショーンはいつものように、あの生き物の夢を見た。

今夜は何かがいつもと違う、いつもより実感がある、本当に舐められているようだ、

柔らかな舌の感触が、とろけるような肌の快感が、伝わってくる。

膨らみが胸をさすっている、柔らかい塊りが口に入ってきた、そのまま彼は吸った。


 母親のいないショーンは授乳の経験がない、乳房の先端にある、突起物が乳首

だと彼は知らない、知らなくても、遺伝子は覚えている、それは乳首だ、吸った

ら良いと。

 懐かしむように乳首を舐め、母乳が出ないかと吸い続けた。吸えども吸えども

母乳は出てこなかった、もう一方の乳房も掴んで、激しく吸った、今度も、

何も出こない、それでもショーンは夢中だった。


 固くなりかけていた股間の物を、何かにそっと握られた。

「オォー」思わず喘ぎ声を出し、ショーンは身体をのけ反らせた。

 

「今日はどうかしている、前にも増して俺は変になった。」


 目が覚めた彼は悲しい気持ちになっていた。


 夢なんかではない、股間の物を誰かの手がまだ握っている。

握っている手の先を見上げると、恋い焦がれた、あの動物がいた。


 毛の無い、あの動物が、ショーンの股間の物を掴んでいる。

あの生き物はショーンの顔を見て、股間の物を優しく両手で撫で始めた。

「ウォ~オ~」ショーンは野獣のようなうめき声を上げた、快感が頭を貫いていく。

大声にあの生き物が逃げはしないかと心配になったが、あの生き物は股間の物を

放さず、ショーンの顔を見つめながら、更に力を込めて撫でて来た、彼はのけ反り

股間の物は更に固く、大きくなった。

生き物は両の指で股間の物を握り、皮を剥きはじめた、指で皮を押し下げていく。


「痛い!」


 あの生き物は痛がるショーンなど構わず、力を入れて皮を剥いていく。

股間の物から亀が頭を出した、亀が首まで出ると、動物は亀の頭を舐め始めた。

そっと舌で舐め、口に含んで執拗に舐めまわす、ショーンは堪らず、のたうち回り、両手で床を激しく叩いた、それでもあの動物は止めようとしない、更に激しく

舐め回し、亀を苛め続けた。


 ショーンの身体は経験のない激しい快感で痙攣し震えていた、もう駄目だ、死ぬ、

亀があの生き物の口の中で唾を吐き、亀の唾は口の中に飛び散った。

 あの生き物は唾を漏らさないように口をすぼめ、喉の奥へすべて飲み込んだ。

亀は小さくなってどこかへ消えた、ショーンは横たわったまま起き上がれなかった。


 「あの生き物は?」


 また何処かへ、いなくなってはしないかとショーンは心配になったが、

動物はどこにも行っていない、ショーンの目の前に座っていた。

 生き物の視線はショーンを捉えて放さなかった。


「いつまでも、そばにいるよ。」


と言っているようにショーンには思えた。


 よく見ると、あの生き物はショーンにとても似ている、背丈こそ若干小さいが、

乳房が大きい、お尻は彼より大きく、見ているだけで興奮する、黒髪は腰まで伸び、

鼻筋が通った顔は美しい、これほど美しい生き物を知らない。


 少し厚みがある唇が愛らしい、あの唇が股間の物を(くわ)えていたのか?

頭と股間に黒い毛があるが、皮膚に毛がない、肌が露出している、俺と同じだ。


 程なく、股間の物は元気になった、それを見て、生き物は股間の物を握ってきた、

今度は力を加えなくても、そっと指を滑らせただけで亀はすぐに現れた。

生き物はしばらく亀を口の中で舐めた回した後、ショーンに馬乗りになってきた、

亀を右手の指に挟んで、自分の股間に押し当てた、亀は滑るように動物の中へ

吸い込まれていった。


 震えを伴う快感が脳天を貫く、ショーンは激しいうめき声を上げた。

あの生き物は体を上下させ、前後に揺すり、亀を苛め続けた。


 痺れるような快感がショーンを襲う、亀はまた口から唾を吐いた、、

亀の唾は生き物の体内で、花火が弾けるように激しく飛び散った。

 生き物は身をすくめ、亀の唾を(こぼ)さず、身体でしっかり受け止めた。

若干13歳だが、無垢なショーンが大人の快楽を知った瞬間だった。


 あの生き物はショーンと同じホモサピエンスの雌だった。  

あの夜以来、彼女はショーンに寄り添い、斐甲斐しくショーンの面倒をみ、

昼も夜もショーンの傍らについて離れなかった。


 愛情を知らないショーンにとっては彼女は単なるパートナーではない、

母であり、愛人であり、人生の全て、人生そのもの、掛替えのない存在だった。


 ショーンは彼女を心から愛した、彼女が喜ぶ顔を見たい、彼女の為ならなん

でもする、彼女を喜ばせたい、野山に出かけては、花を摘んで帰った。


 彼女に見せたい、彼女を喜ばせたい、彼女が大好きだ。

しかし、広げた彼の手に花は無かった、何度摘んでも花は消えていた。

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