第7話 入学試験 開始!
今日はやけに早く目が覚めた。緊張していたからだろうか。外は快晴と言えるような天気で心地よい朝だった。
ついにこの日が来た。学園の入学試験の日だ。
僕はこの日、花と実、令さんと共に学園に向かった。
令さん「...学園に着きましたよ。みなさん」
花「ついに...!」
実「来たね...」
僕たちは学園の入り口の門の前に立っていた。皆が固唾を飲み込む。
令さん「それでは、私はここまでですので。皆様、ご武運をお祈りいたします」
そう令さんに言われ、少し覚悟が決まった。
僕「令さん、ありがとうございます。それじゃあ...」
僕たち3人は顔を見合わせ、息を吸い、
僕&花&実「行ってきます!令さん!」
そうして僕たちはしっかりと、その大きな一歩を踏み込んだ。
学園の試験...絶対に受かってやる!
僕たちは令さんと別れ、学園の中に入っていった。そのまま道を進んでいくと、"入学試験を受験する方は第一アリーナへ"という案内を見つけた。なんと、この学園にはアリーナが複数あるらしいのだ。
"世界最大の学園"、だからこそ僕は、この学校が大規模な学園だと考えていたわけだが、まさかアリーナが複数個あるとは思わなかった。そもそも"アリーナ"ってなんだ?そんなものがある学校があるのか?そんなことを考えながらアリーナへ歩いていく。
僕たちがアリーナへ向かう道中、ある2人が僕たちのことを見ていた。
謎の人物1「あら?あの方々はもしかして...神星家かしら?」
謎の人物2「ん?本当か?どこ?どこ?」
謎の人物1「ほら、あそこですよ。話しかけてみませんか?」
謎の人物2「そうだな。そうしようか」
その2人はこちらへ近づき、話しかけてきた
謎の人物1「こんにちは。名前を伺ってもよろしいですか?」
そんな丁寧な口調で話しかけてきた彼女に対して、僕は返答を返す。
僕「大丈夫です。僕は神星 真。神星家の者です。」
そう答えると彼女は、
謎の人物1「やはりそうでしたか。私は神宮 奏と申します。大変お久しぶりですね。」
と、挨拶を返してくれた。彼女は神宮家の人で、僕たち神星家とは昔から「三名家」という関係で昔から関わりがあったらしい。しかし僕はその顔に見覚えが無かったのだ。忘れている?どこかで会ったことがあるのか?僕が少し返答に困っていると、
花「奏!?すごい久しぶりね!元気にしてた?」
神宮 奏「はい。大変な病気も怪我もありませんでしたよ。」
と、花と神宮 奏さんは話し始めた。花は僕の一つ下なのに覚えているところを見ると花の記憶力は僕より高いのか。...僕の記憶力が花より低いという見方もできるわけだが...。
実「お兄さん。あの人のこと覚えてないでしょー?奇遇だね、私も覚えてないんだよねぇ」
実も覚えていないらしい。良かった、これで前者の説が濃厚だな。
三名家である神星家、神宮家と揃ったならば、もう1家はどこへ?と、考えていると、
謎の人物2「やぁやぁこんにちは、久しぶりって感じなのかな?俺は業、神威家の人間だよ」
そんな気さくな挨拶をしてきた人。この人がもう1家の神威家というわけらしい。
神威 業「みんなは何をしにきたんだい?いや、聞く必要は無いか。僕たち2人もこの学園の入学式を受けに来たんだよね?」
実「と、いうとあなたたち2人もそうなんですか?」
神威 業「ああ、そうだよ。名家に生まれた者、やっぱり良いとこの学校に通わないとって言われてさ。俺としては別にそこそこで良いんだけど...。あ、そうそう。奏とはここに来るまでに会ったんだ。聞いたら奏も試験を受けるっていうから奇遇だなぁって思ってさ。一緒にここまで来たってわけ」
僕「あはは...しかも僕たちまで同じ年に受けるなんてなんかの運命を感じますね。
神威 業「運命なんてもんじゃ無いよ!俺たち三名家は一蓮托生さ。これからも仲良くしていこうな!」
僕「はい、これからもよろしくお願いします。神威さん」
神威 業「名前で呼んでくれていいよ!業ってさー」
業と話を終えた頃、花と神宮 奏さんも話を終えたらしい。
神宮 奏「再度、挨拶を。私のことは名前で呼んでくれて構いません。みなさんの試験の結果が良いものであることを祈っていますよ。」
業「奏はいつも言葉が硬いなぁー。もっと『絶対合格!!』とか言っても良いんじゃないかー?」
奏「私はそういうタイプじゃないので...」
一同「ハハハ」
そうして、僕たちは同じく試験を受ける仲間と出会うのだった。
続く
キャラクター紹介
神威 業 カムイ ゴウ
「三名家」神威家の生まれ。陽気で気さく、話しやすい性格の人だが、こういうタイプの人は決して怒らせてはいけないだろう。
外見は赤く短い髪、深紅の瞳をしている。
神宮 奏 ジングウ カナデ
「三名家」神宮家の生まれ。丁寧な口調、振る舞いで、いかにも『高貴』という雰囲気を感じる。
外見は緑く長い髪、黄橙色の瞳をしている。




