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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

銀の英雄にあこがれて

作者: 白色

一昨日、夢の中でアニメのようなストーリーが展開されて続きをみたいと現実のアニメにあったっけなと思ったのですが、見当たらず。わたしのサーチ不足か、それともオリジナルの創作なのか。分からずじまいなので、メモ用にと、足りない部分を付け足して投稿してみました。

夢の中で見たのは情景のみなので、それ以外はすべて私が付け足しました。

とくに望んでストーリーをつくったわけではないので、思い出すところまで書いたら打ち切りとなります。

(こりゃあ、ちょっと舐めてたわ。でかすぎて、意味わからん)


小国家群育ちのヴェクターは、


慣れ親しんだ駅のあまりのギャップに驚いていた。


大国の、それも重要拠点があるこの主要駅は、


有事の際には戦闘員たちの拠点としての役割を担うため、


国内有数の大規模施設である。


小国家群の駅とは、


その重要度も規模もまるで異なり、


比べものにならないのは当然のことだが、


ヴェクターの頭はそこまで回らなかった。


(こんなことなら案内でも頼んどきゃよかったな。

そういや、道案内板はないんかね?)


小国家群の駅は識字率の問題もあって、絵付きの案内板が所狭しと設置されている。


外から来た者たちには、

その情報量の多さに「めまいがしそうだ」とこぼす者もいる。


現地民にしてみれば、

慣れれば案内人がおらずとも目的地にたどり着けるのだ。


だがこちらの案内板はあるにはあるが、

必要最低限の情報しかなく、いささか不親切に感じる。


小国家群の駅がなんでもかんでも案内しようとするのに対し、


こちらは「必要な情報だけ教えてあげます」と冷たい態度を取るかのようだ。


ここはこれまでいた場所とは異なる場所なのだと実感させられた。


不親切な案内板を横目に


しばらくあたりを歩き回っていると、


前方で女性がつまずき転倒しそうになっているのに気づいた。


「あぶねっ!」


とっさに脚に力を入れ、反射的に女性を支えた。


「きゃっ!」


「すまん、転びそうになってたんで。」


「いえ、ありがとうございます。」


「そっか、無事ならよかった。」


人生16年。

戦いに明け暮れたヴェクターにとって、


同世代の女性と話すのは初めての経験だった。


言葉にできないこの感情から、女性から逃げるように別れの言葉を告げ、その場を去った。


さきほどの感情が何なのかうんうんうなりながら速足で歩いていると前方に売店を見つけた。


そういえばと、食料を買いだしてないことに気づき、軽食用にと、


目についたものをぽいぽいと買い物かごに入れていく。


そのままレジに進み、決済用カードを胸ポケットから取り出そうとすると、


あるはずのカードがないことに気づいた。


すべてのポケットをまさぐっても見当たらない。


「あの!これ!」


息を切らしたさきほど自分が助けた女性の声が聞こえた。


そちらに視線を向けると、


彼女の手には失くしたと思っていた自分のカードが握られていた。


「落ちているのを見つけて。


もしかしてと思ったのですが、あなたのカードではないですか?」



「確認しても?」


「はい。どうぞ!」


女性からカードを受け取る。


作りたてほやほやのカードには、


大陸共通語で自身の名前「ヴェクター」と刻印された項目を見てホッとした。


「ありがとう、助かった。」


「よかった。あなたのかわからなかったんですけど、もしかしたらと思い。」


「ほんとに助かった。」


しばらく女性とありがとうの押し問答をしていたが、


未決済だったことを思い出し会計を済ませ、それから女性と別れを告げた。


日が傾き始め、夕方に差し掛かろうとしていた。


事前におっさんから聞いていた指定寮に向かうことにした。


手続きは済んでいたようで、


門前の警備用アンドロイドに証明書を見せるとすんなり入れた。


最初、戦闘用アンドロイドかと勘違いしたが、


市中にいるわけがないと思い直した。


それに、学園の紋章が入った警備帽をかぶっていた。


”敵目視、即殲滅”。


戦場にいたときの癖が抜けず、一瞬ではあるが戦闘態勢に入りかけた。


ここはもう戦場ではない。


これからは学園に通う学生だ。


それらしい振る舞いを身につけるべく、

今後のことを考えながらベッドに直行した。

思い出し次第、随時加筆修正を行っていきます。

単なるトレーニングとして書いていこうと思います。

では、読了ありがとうございました。

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