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息子と母
「幸一クン! 今日、学校は?」
「あ、ママ」
しかし息子はうつむき
「ボク、行きたくないんだ」
これに目を白黒させている母親
「い、行きたくないって? だ、駄目じゃないの!」
「で、でも勉強が難しくて、ボクついていけないんだ」
息子のこの言葉に、今度は優しく
「でもさ、幸一クン。六年間も頑張ってきたんじゃない、ね? 卒業までもう少しなんだから……ファイト!」
それに相手がポツリと
「やっぱり、四年で就職すればよかった……」
「幸一クン! 今日、学校は?」
「あ、ママ」
しかし息子はうつむき
「ボク、行きたくないんだ」
これに目を白黒させている母親
「い、行きたくないって? だ、駄目じゃないの!」
「で、でも勉強が難しくて、ボクついていけないんだ」
息子のこの言葉に、今度は優しく
「でもさ、幸一クン。六年間も頑張ってきたんじゃない、ね? 卒業までもう少しなんだから……ファイト!」
それに相手がポツリと
「やっぱり、四年で就職すればよかった……」
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