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旅立ち
小高い丘まで登ってきた二人
「休憩しようね」
そう言った母、歩いてきた方を見下ろしている。
一方の娘、まずは遠くを眺め
「あそこにあるのは?」
「教会よ。あそこから出発したんだ」
「ふうん」
一本道を、さらに手前側へと辿っている二つの目
「あんな桜ってあった?」
「ちゃんと今でも咲いてるじゃない?」
だが、そこから手前は暗くて見えない。
「さ、行こうか?」
目の前の、雲まで伸びている階段に目をやっている母
「……桜ちゃん」
小高い丘まで登ってきた二人
「休憩しようね」
そう言った母、歩いてきた方を見下ろしている。
一方の娘、まずは遠くを眺め
「あそこにあるのは?」
「教会よ。あそこから出発したんだ」
「ふうん」
一本道を、さらに手前側へと辿っている二つの目
「あんな桜ってあった?」
「ちゃんと今でも咲いてるじゃない?」
だが、そこから手前は暗くて見えない。
「さ、行こうか?」
目の前の、雲まで伸びている階段に目をやっている母
「……桜ちゃん」
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