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名探偵シャルロック=ホルムズの転
しぶしぶ、再び席に着く三人。
「後損君。まあ、見ときたまえ」
「推理をか? はたまた麻雀をか?」
「あ、ホルムズさん。それ当たり!」
「ゴメン、探偵さん。ロンだ!」
「どうせまた熱く……」
そう言いながら、名探偵の顔をチラ見する後損君
「ん? 案外冷静やん?」
「フフフ。個々では、あの犯罪は到底無理だ。つまり……」
ここでいきなり立ち上がった彼、三人に向って
「あなた方、三人のなせる業でしょう?」
これに後損君
「おおっ!」