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鶴の恩返し新説9
「少しでもお二人のお役に立てて、この鶴子、たいそう幸せに存じます」
「ほう? ようやく名前も板に付いたみたいやな?」
そんなお婆さん、何とも嫌な笑顔をし
「で、二枚目は、いつ織り上げてくれんねん?」
「え?」
これに慌てたお爺さん
「ち、ちっとは休ませるんじゃ! じゃないと、この子の身が持たんぞ!」
「ん? そりゃそうやわな。倒れてもうたら、元も子もないわな」
そして十日後のこと――
「で、出来上がりました。ゴホゴホッ」
「少しでもお二人のお役に立てて、この鶴子、たいそう幸せに存じます」
「ほう? ようやく名前も板に付いたみたいやな?」
そんなお婆さん、何とも嫌な笑顔をし
「で、二枚目は、いつ織り上げてくれんねん?」
「え?」
これに慌てたお爺さん
「ち、ちっとは休ませるんじゃ! じゃないと、この子の身が持たんぞ!」
「ん? そりゃそうやわな。倒れてもうたら、元も子もないわな」
そして十日後のこと――
「で、出来上がりました。ゴホゴホッ」
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