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鶴の恩返し新説5
だが、やはりこれにも笑顔のお爺さん
「気にせんでええ」
もちろん、一方からは
「わては気にすっでな! タダ飯、食らいおってからに」
「まあまあ、これも人助けじゃ」
その後も降り続く雪。
さすがにこれ以上は――お婆さんの殺気に身の危険を感じた娘、とうとう
「実は、その親戚の顔すら知らないのです。そのような者の元へ行くより、ここでずっとお二人のお世話をしたいのです」
さすがに顔を見合わせた老夫婦。
「そいつは有難いのう」
だが、やはりこれにも笑顔のお爺さん
「気にせんでええ」
もちろん、一方からは
「わては気にすっでな! タダ飯、食らいおってからに」
「まあまあ、これも人助けじゃ」
その後も降り続く雪。
さすがにこれ以上は――お婆さんの殺気に身の危険を感じた娘、とうとう
「実は、その親戚の顔すら知らないのです。そのような者の元へ行くより、ここでずっとお二人のお世話をしたいのです」
さすがに顔を見合わせた老夫婦。
「そいつは有難いのう」
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