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流行病(はやりやまい)
昔々、ある村にハッサンという少年がいた。
「ボク、ドラゴンに飲まれる夢見ちゃった」
「!」
父も母も声を失った。
それもそのはず、この夢を見た子供は三日以内に流行病にかかり幼き命を落とす――こう、巷で言われているのだ。
祈祷師にですら、さじを投げられた夫婦。もはや神に祈るしかなかった。
四日目の朝
「おお! 病にかかってないぞ!」
このハッサン、日頃の過食および運動不足により、すでに体はオッサン化していたのだった。
昔々、ある村にハッサンという少年がいた。
「ボク、ドラゴンに飲まれる夢見ちゃった」
「!」
父も母も声を失った。
それもそのはず、この夢を見た子供は三日以内に流行病にかかり幼き命を落とす――こう、巷で言われているのだ。
祈祷師にですら、さじを投げられた夫婦。もはや神に祈るしかなかった。
四日目の朝
「おお! 病にかかってないぞ!」
このハッサン、日頃の過食および運動不足により、すでに体はオッサン化していたのだった。
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