200/1177
五人囃子新説
ある夜のこと、謳い係の男が皆に
「なな? たまには役目を交換しいひんか? いくら何でも、もう飽きたわ」
これに笛係も
「そら名案や!」
あとの三人も頷いている。
その時、上から
「ダメだって、そんなことしちゃ! お内裏様とお姫様に怒られちゃうって!」
「ギャーギャーわめきなや、三人官女はんよ。一度ポッキリやさかい、な?」
翌朝
「チーちゃん? 雛壇、触った?」
不協和音にお内裏様とお姫様、二人仲良く――畳の上に転がっている。
ある夜のこと、謳い係の男が皆に
「なな? たまには役目を交換しいひんか? いくら何でも、もう飽きたわ」
これに笛係も
「そら名案や!」
あとの三人も頷いている。
その時、上から
「ダメだって、そんなことしちゃ! お内裏様とお姫様に怒られちゃうって!」
「ギャーギャーわめきなや、三人官女はんよ。一度ポッキリやさかい、な?」
翌朝
「チーちゃん? 雛壇、触った?」
不協和音にお内裏様とお姫様、二人仲良く――畳の上に転がっている。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。