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反対言葉2

「あ、帰らないで! 単なるギャグだって!」


 再び座り直した香織に


「これで最後ね」


「ま、まだやる気?」


「頭を柔らかくしてあげよって」


「それはどうも。で?」


「ワンコイン!」


「硬貨一枚……お金複数……のわきゃない」


「お」


「言い方も変だったし」


「変?」


「普通ならコインの方にアクセントがあるのに、今のはワンの方だったよね」


「ドキドキ」


 そして何度も呟きだし……


「ははーん。ワンコ・インだな? ならばニャンコ・アウト」



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