「二百文字」も積もれば塵となる

ボウリング

「第×回日本女子プロボウリング選手権も、いよいよ大詰め！　さあ、木俣プロ。10フレーム目の第1投！　お！　綺麗にポケットに……し、しかし、割れた！　それも7番と10番、これは大変なことに！」

　これを見てほくそ笑む、対戦相手の河内プロ。

「ざまみさらせ」

「ここでスペアを取らないと、木俣プロの敗戦が決まります！　さあ、いよいよ第2投目……ん？　ここで河内プロが立ち上がった？」

「おいこら、なにボール2個もってんねん！」