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王将戦
対局をモニターで見ている、アナウンサーと解説者。
「木俣迷人、よもやの三連敗で、後がありませんね?」
「しかし、本日も旗色がだいぶ悪い」
「素人の私でもわかりますが、次で詰みですね?」
「何故、投了しない? ほんに往生際の悪いやっちゃ!」
そこに読み上げ係の女性の声
「後手、2八金」
「詰みです。黒田王将の防衛です!」
「圧勝ですな」
だが、さらに女性が
「先手、2十玉……十?」
これに王将
「迷人、そこは盤の側面ですぞ」
対局をモニターで見ている、アナウンサーと解説者。
「木俣迷人、よもやの三連敗で、後がありませんね?」
「しかし、本日も旗色がだいぶ悪い」
「素人の私でもわかりますが、次で詰みですね?」
「何故、投了しない? ほんに往生際の悪いやっちゃ!」
そこに読み上げ係の女性の声
「後手、2八金」
「詰みです。黒田王将の防衛です!」
「圧勝ですな」
だが、さらに女性が
「先手、2十玉……十?」
これに王将
「迷人、そこは盤の側面ですぞ」
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