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外来
「ホント……情緒というか、趣がないよなあ」
こんな夫に
「何、屁みたいにぶつくさ言うてんねん?」
「ああ……例えば、こいつだが」
「そのポットがどないしたん?」
「元々は、皆とも魔法瓶と呼んでたはずだろ?」
「ほうほう、確かにな」
「さらに、テレビは魔法の箱だったはず」
「自分、年なんぼやねん?」
「ま、いずれにしろ外来語が蔓延りすぎだ……嗚呼、嘆かわしきこと!」
「よう言うわ……己の方こそ、青い目した外来やないか」
「ホント……情緒というか、趣がないよなあ」
こんな夫に
「何、屁みたいにぶつくさ言うてんねん?」
「ああ……例えば、こいつだが」
「そのポットがどないしたん?」
「元々は、皆とも魔法瓶と呼んでたはずだろ?」
「ほうほう、確かにな」
「さらに、テレビは魔法の箱だったはず」
「自分、年なんぼやねん?」
「ま、いずれにしろ外来語が蔓延りすぎだ……嗚呼、嘆かわしきこと!」
「よう言うわ……己の方こそ、青い目した外来やないか」
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