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あと一歩
振り替えれば我が人生、いつもあと一歩の繰り返し。
志望校の入試でも、あと一点足りず。
先着百名様プレゼントを目論み並んでいても、目の前で〆切。
宝くじでも、二番違いで前後賞にも該当せず。
おまけに本命の女性にはあと一歩というところで振られ、今はこうやって一歩譲って――ここで、つい口に
「……譲りすぎたかなあ?」
「何がや?」
「あ、いや……」
「ははーん……こっちは百歩譲って自分と一緒になったでな、このボケッ!」
振り替えれば我が人生、いつもあと一歩の繰り返し。
志望校の入試でも、あと一点足りず。
先着百名様プレゼントを目論み並んでいても、目の前で〆切。
宝くじでも、二番違いで前後賞にも該当せず。
おまけに本命の女性にはあと一歩というところで振られ、今はこうやって一歩譲って――ここで、つい口に
「……譲りすぎたかなあ?」
「何がや?」
「あ、いや……」
「ははーん……こっちは百歩譲って自分と一緒になったでな、このボケッ!」
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