「二百文字」も積もれば塵となる

続・シンデレラ新説11

「よう、わかったわい。所詮おまえさんの志とは、そんなもんだっだんじゃな？」

　そう吐き捨て、窓から外へと体半分だしかけてる魔女。そこに

「黄金虫なら、裏の家庭菜園にいっぱいいるんだけど……駄目？」

「んなもん、無理に決まっておる」

　ここで再び考え込んだシンデレラでしたが、やがて意を決し

「じゃあ今晩、みんなが寝静まってから頑張ってみる！」

　その翌日の事。

「うーん……百点満点までとはいかんが、よしとするかいのう」