「二百文字」も積もれば塵となる

続・シンデレラ新説10

　そして翌日の事。

「ハアハア……はい、カボチャ！」

「おお、確かに！　それにしても息切れしとるのう？」

　これに、いかにもばつの悪そうなシンデレラです。

「隣町の畑から、かすめて来ちゃった」

「そうか。夢の実現のためじゃ、それも致し方なかろう」

　一人納得している、そんな魔女ですが

「じゃあ、お次は白馬用にネズミを取っ捕まえてくるんじゃ。まあ、六匹もおれば十分じゃこて」

「ネ、ネズミって？　そ、そればっかりはご勘弁を！」