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続・浦島太郎新説27
さすがに泡風呂作りなどで、縁の下より城を支えてきた蟹さんだけに、その死は城内の魚全てに相当な衝撃を与えています。
沈黙の中を、いきなり鱸さんが声を上げてきました。
「一匹、一匹って、いずれは私らを全滅させる気なんだ!」
これを乙姫様がピシャリと
「馬鹿を言うんじゃない!」
「し、しかし、実際にこうやって」
「ちょっと待ちや」
ここに口を挟んできた太郎です。
「とにかくな、鯛はんと蟹はんの共通点を探すんが先やわな」
さすがに泡風呂作りなどで、縁の下より城を支えてきた蟹さんだけに、その死は城内の魚全てに相当な衝撃を与えています。
沈黙の中を、いきなり鱸さんが声を上げてきました。
「一匹、一匹って、いずれは私らを全滅させる気なんだ!」
これを乙姫様がピシャリと
「馬鹿を言うんじゃない!」
「し、しかし、実際にこうやって」
「ちょっと待ちや」
ここに口を挟んできた太郎です。
「とにかくな、鯛はんと蟹はんの共通点を探すんが先やわな」
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