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続・浦島太郎新説24

「特に何も……蛸さんは、どうです?」


と、平目さんに振られた蛸さんですが


「この私も、これといって……烏賊さんは?」


「私だって、全然!」


 これといった進展もしません。

 


 やがて夕食となりましたが、誰一匹として箸に手をつけません。


「今宵はこれくらいしか……炭火焼き亀の手とフジツボの酒蒸しです」


 太郎、これを見て一言


「どっちもどっちやな」


「そういえば、昨日の残り物の唐揚がありますが?」


「……死んでもいりまへんわ」



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