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続・浦島太郎新説16
「ここで帰してくれって言うたら、益々疑われてしまうわな?」
この吐き捨てるような太郎の言葉に反応してきたのが、これまた見るからに背中と腹がくっついた
「細魚と申します。確かにそのとおりかと……それで、もし少しでもそんな素振りを見せようものなら」
ここで隣の魚に目をやり
「この鮟鱇さんの口が、黙ってはいないかと」
これに大きく口を開いたご本人が
「あんたの体ぐらい一飲みできますよ」
「ホンマ、おぞましげな口やな」
「ここで帰してくれって言うたら、益々疑われてしまうわな?」
この吐き捨てるような太郎の言葉に反応してきたのが、これまた見るからに背中と腹がくっついた
「細魚と申します。確かにそのとおりかと……それで、もし少しでもそんな素振りを見せようものなら」
ここで隣の魚に目をやり
「この鮟鱇さんの口が、黙ってはいないかと」
これに大きく口を開いたご本人が
「あんたの体ぐらい一飲みできますよ」
「ホンマ、おぞましげな口やな」
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