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お鍋
「チーちゃん? 今夜はお鍋でいいかな?」
テレビを観ていた娘、これに振り向き
「うん。また、いろんな野菜が入ってるのかなあ?」
「皮肉……じゃないよね?」
「ひき肉なの?」
「あ、いや……で、何のお鍋が食べたい?」
これに間髪入れず
「湯豆腐!」
「ま、また渋いなあ」
「でね、ママ?」
「ん?」
「お豆腐さんとね、ワカメさんとね、黄色い紙だけでいいよ」
「黄色い、紙……あ、湯葉ね」
ここでママは気づいた。
「野菜、避けてね?」
「チーちゃん? 今夜はお鍋でいいかな?」
テレビを観ていた娘、これに振り向き
「うん。また、いろんな野菜が入ってるのかなあ?」
「皮肉……じゃないよね?」
「ひき肉なの?」
「あ、いや……で、何のお鍋が食べたい?」
これに間髪入れず
「湯豆腐!」
「ま、また渋いなあ」
「でね、ママ?」
「ん?」
「お豆腐さんとね、ワカメさんとね、黄色い紙だけでいいよ」
「黄色い、紙……あ、湯葉ね」
ここでママは気づいた。
「野菜、避けてね?」
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