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続・浦島太郎新説3

 その三日後のことです。相変わらず磯釣りを楽しむ太郎でしたが、そこに釣竿が大きく引っ張られました。


「こ、こらまた強烈な引きやわ!」


 暫く格闘を続けていた太郎でしたが、とうとう勝利を得た模様です。


「ふう。ホンマ、手こずらせやってからに」



「本当にご免なさい。お腹も空いてましたので、ついガブリと」


 申し訳なさそうな顔で、またもや頭を下げている亀です。


「そこは一歩譲るにしたってな、何でここまで格闘させんねん!」



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