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深海に咲く花  作者: 小柳晴
4/9

3話

 毎日ある授業。厳しい部活。難しいテスト。そんなものに追われているうちに 高校最初の一年間は呆気なく過ぎていった。

「今から新しいクラス表を配る。騒ぎたい気持ちもわかるが、あまりうるさくするなよー」

 クラス替え。この日をずっと待っていた。別に一年のクラスが嫌だったわけじゃない。むしろ、良いクラスだったと思う。みんな優しかったし、友達もたくさんできた。

 だが、それ以上に俺が同じクラスになりたい相手がいる。それだけだ。

 新しいクラス表が配られていく。俺はすぐに彼女の名前を探した。

 見つけた。三組だ。同じクラスに自分の名前がないか探した。

「あった・・・」

 奇跡だ。神様は本当にいるんだ。思わずそう思った。

「れーんー。俺ら二年もクラス一緒だな!」

「ん?ああ、本当だ」

「そんなにじっと紙見てたのに気付かなかったのかよ」

「悪かったよ。ほら、クラス行こうぜ」

 やっと彼女との接点ができたんだ。一年間全く関わることのなかった彼女と。

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