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ドグマという新たなる真理

 地面に叩き落とされたペンドラゴンはまだピンピンとしていた。エーレだけ助けられていて少し苛立ってはいたが、背後から迫ってくる合格者の心臓をえぐり取りエーレに投げつけた。

 エーレはそれをことごとく回転蹴りで返した。心臓はかなりの速度でペンドラゴンに返品されたがそれを屈んで避けると心臓は壁に当たりはじけた。

「お前ら争っている暇があるなら周りの奴らを殺せ」

「「分かった」」

 槍を回転させながら構え直すペンドラゴンと獣人族独特の姿勢を低くするエーレ。二人が駆け出したとき、既に150人がフェイルと先ほどの諍いによって葬られていた。

 グラディールは不用意に魔剣を振り回したら体育館が全壊しそうなので素手で敵のあばら骨を粉砕していく。時より頭を鷲掴みして地面に叩きつけたりもしていた。そして、ホントに稀だが魔法で攻撃することもあった。

 そして半数が消えた瞬間に残った半数に見えないバリアが出現し戦闘が終わり、再び舞台上に生徒会長らしき女性が話を始めた。

「おめでとうございます。今生き残っている皆さんは晴れて魔法学校の生徒です。でわでわ、早速現状について説明します。今皆さんに纏っている物は私の特性守護者による防御魔法です。物理攻撃は今のところ通しません、魔法は威力が高ければ破壊されます。まぁ、持続は300人にもしてると直ぐに解除されますが」

 話している途中で彼女の防御魔法が解除される。

「それでは、皆さんが入りたい学科の教室に行ってください」

 体育館のドアが開かれ、校舎に続く渡り廊下から一階の身体強化魔法科、二階武器防具強化魔法科、三階魔法科、四階特別魔法科この四つに分かれていた。

 四階の特別魔法科は賢者などの選ばれた者しか学習が出来ない場所となっており、ただの魔法使いなどは四階への行き来が出来ないのである。

 エーレ、ペンドラゴン、フェイルは身体強化魔法科に行き、グラディールだけ魔法科に進んだ。

 護衛任務を忘れることなく、尚且つ魔法の勉学を怠らなかったグラディールらは魔法学校の夏の魔法大会に腕試しのために参加していた。

 その前に、グラディールは一つの面白い魔法を覚えた。それは物の構成物質を把握する事が出来るコンパウンド。通常の使用方法なら店での混ぜ物か純品を見分けるのに使う物だが、グラディールの発想は違った。

 前世のグラディールの魔剣は一度の鍔迫り合いで壊されている。当時のグラディールの空間保存魔法内には多くの剣が保存されていた、今は全て削除されているが。それを戦闘中に出せるかと言われたら無理である。そこでグラディールはコンパウンドを習った瞬間武器の錬金ができるのでは無いかと考えたのである。

 結果を言えば成功した。名前はドグマ。魔法とは違う新たなる真理。魔力を消費し、武器防具を生成する。

 ドグマを作るために、グラディールは魔法構成を一から自分で作りだし、調整をこの魔法大会に合わせるために寝る暇を惜しんで魔法大会の当日の午前2時に構成を終わらせた。

 ドグマ、物の構成物質を把握し記憶する。そして、魔力を消費し武器防具を作る。作られた武器は魔力を固定せず使うため消すと使用した魔力を戻す。しかし、固定させるとその魔力は戻らず、武器として形成される。

 ドグマは武器を設計できる。今まで貯蓄された武器のデータをそれぞれパーツごとに分解され思いのままに作成ができる。

 大会当日、ドグマに貯蓄されたデータは魔剣のみで使用はできない。グラディールが参戦したのは武器防具強化魔法科や身体強化魔法科の集う決闘である。

 この大会は学科対抗勝負で、決闘は毎年一番最初に行われているのである。それぞれの学科から三人を排出するのが決まりである。魔法科はグラディールが一人と落ちこぼれが二人。身体強化魔法科はあの三人組である。

 特別魔法科からはシードとして幼馴染の賢者ベルと勇者そして騎士王の三人がそれぞれの競技に全員が出るという物だった。

 そして、一回戦目の対戦相手はエーレであった。

設定考えるのがとてもめんどいオッサンです。くそみそです。アーーーーーーッ♂助けて更新するたんびに頭が痛くなる

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