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忘却図書館で待っています  作者: 縁煉水鈴
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俺と小さな死神との物語の始まり

 目の前に真っ白な本があります。本を開いてみても、中は何も書かれてはいない。表紙も中身も何も書かれてはいません。

 この本には、あなた自身の物語が綴られていくものです。あなた自身の物語が綴られ、あなた自身の色に染められていきます。


 あなたの本には、どんな物語が綴られていくのでしょうか?



今日も鮮やかな朝です。


ジリリリン


今日も電話が鳴る。お仕事の時間です。


「もしもし、忘却図書館9代目当主です。」


「分かりました。本日も皆様の思い出の欠片、集めさせていただきます。」


私は電話を切ると、何時もの仕事用衣装へと着替え、皆様の大切な思い出の欠片を入れる鞄んを持った。準備は完了。自室から仕事部屋という名の図書館んへ移動した私は、床に書かれてある魔方陣の上に立った。


『パーペチュアル フューチャー エターナル パスト ファイナル モーメント スピリット レザレクション』



「カァーカァー。オハヨウ9代目。」


「おはようございます、イリアス。今日もお手伝いをお願いしますね。」


魔方陣んで現地へと移動した私は、相棒のイリアスとの挨拶を交わした後、指揮を取っていた彼に声をかけた。


「おはようございます、健一様。本日もお願いします。」


「あぁ。」


「カァー!チャント返事シロ!9代目二失礼ダロ!」


「っ!いたっ!」


「イリアス!駄目です!」


私の相棒、イリアス。私の使い魔。私が忘却図書館の9代目としての任務を言いつけられ、初めて魔法を成功させた、大切な友達。普段はカラスの姿で、外回りの見回りをお願いしています。仕事を完了させる為には、イリアスが居てくれなければ、私は9代目の仕事をここまで長く続ける事が出来なかった。ずっと感謝しかしていません。


「9代目、行くぞ。」


「はい、案内をお願いします。」

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