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その頃イファンは幼なじみのチェリーの奇行に驚いていたが自分達が争っている場所の下で人間が居るとは気付かずに魔法を使ってしまったこと
また、それにより怪我をおってしまった人がいることに申し訳なさを感じ血を与えているチェリーのそばに近づいた
「っん」
意識がもうろうとして視界がぼやけたまま目を開けた
(あれ?森が燃えて氷の塊がこっちに飛んできて私どうなったの?死んだのかしら?でも、今誰かに抱き抱えられている。なんだろう?すごく安心するもう少し寝てても良いよね、、)
少し目が開いて焦点がさだまらないままのリアを腕に抱いているチェリーは後ろにいるイファンに叫んだ
「イファン!この子は私の番だ!どうかお前の治癒魔法でこの子を救ってくれ!この子に私の血を分け与えたが意識が朦朧としているんだ!頼む助けてくれっ!」
「ほお、その方があなたの番なのですね。ふふ、まさかあなたがそんな必死になるとは、、やはり番は私達に大きな影響を及ぼすのですね。その方が怪我をしてしまったのは私の責任でも有ります。治しましょう。さあこちらによこしてください。」
「頼むっ!!」
チェリーはイファンにリアを差し出した
どっくんっ!
イファンは自分の体の血液が沸騰する感覚を感じた
そう、先ほどチェリーが感じた感覚と同じ事がイファンの体にも起きたのだ
イファンはすぐさまチェリーからリアを引ったくるように奪い全力で治癒魔法を掛けた
すぐさまリアの傷付いた身体は元の健全な状態に戻った
チェリーは状態が戻ったリアを見てイファンに「ありがとう」と声を掛け自分の腕の中に再び戻そうと声を掛けた
「イファンありがとう。私の番を寄越してくれないか」
チェリーがイファンへと手を伸ばした瞬間
「チェリーこの方は私の番でもあるようです」
「‥‥‥‥はああ!!それはどうゆう意味だ?説明しろ!そしてよこせっ!」
「私がこの方を見た瞬間身体の中の血液が沸騰するのを感じました。そして本能が言ったのです。この方を治せと。まさに無我夢中でした。あなたもこの方を見つけた瞬間そう思ったのでは?後嫌です」
「えぇ、まあ、そうだけども、番を2人で共有するなんて聞いたこと無いわよ!いや、寄越しなさい!」
「確率的にすごく低いだけであり無い話では無いじゃないでしょうか。取りあえずこの方が目覚めるのが先です。起きたときに安全で安心できる場所に移動しましょう。」
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