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それぞれのペースで  作者: チキンちゃん
4/20

本能

「あっ詰んだわこれ」

リアの方に向かってたくさんの氷の塊が降ってきた




どっくん

チェリーは自分の中の血液が沸騰する感覚を味わった

ボソッと「あれは私のよ」

「チェリー?」

チェリーの様子がおかしいと気付いたイファンは声を掛けた

しかしその瞬間

チェリーは自身が放った氷の塊を追いかけるように森をめがけて全速力で下降した


今チェリーの頭を支配しているのはリアのそばに一秒でも早く到達する事と

リアの無事を確保することだった



ボッコーン

ドスッ

バキバキ

ミシミシ


氷の塊は確実に森に降り注いでいった


リアには氷の直撃は無かったものの近くに落ちてきたため今リアがいる崖から身を放り出され川の中に落ちていった



チェリーはリアを追うように川の中に飛び込みリアを自身の方に引き寄せ抱き上げ川から引き上げた


引き上げられたリアは氷の衝撃で気を失い所々傷をおっていた

息をしてないことに焦ったチェリーは

自信の牙をリアに突き付けた


チェリーの本能は目の前の愛しい番を助けるためにすべての思考が向いていた

通常吸血鬼の牙は吸血行為を行うものだが今は自身の血液をリアに注入しているのだった


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