出会い
馬に乗って逃亡してたリアは森を超えて王がいるセイルという都市に向かおうとしていた。
セイルは屋敷の主人がいた所から山を2個超えて少し走ったところにある都市だ
「あーこのまま順調に行けば着くのは明後日のお昼頃かなー。取りあえず気付くのが出来るだけ遅くなりますよーに神様お願いします!」
ゴロゴロ
「ぐぁーーー」
ヒュンヒュン
「えっ?雹!?なんでこんな時期に?」
今この大陸では夏に入ったばかりでそんな時期に雹が降ってきて驚いたリアは空を見上げた
そこには黒い羽をまとった女と白のドラゴンが対峙していた
「うっそーーん!白と黒が争ってる真下にいるとかついてないわっ!くそっ!ここで、追っ手までいたら最悪ね」
「いたぞっ!あいつを捕らえろっ!」
「「「おうっ! 」」」
「ちーん。何この状況、、、取りあえずこの森を抜けることだけ考えよう!!」
リアは森を抜けようと追っ手を撒きながら馬を走らせた
追っ手を振り切った時リアの身体は木の枝で擦り傷がたくさん出来て着ていたメイド服も所々切れていた。
「あっ!ここを抜ければ確か下に川が流れる崖に着くはずそこから川の方に下っていこう」
五分後そこには先ほどリアが記憶していた場所に着いた
そこからは森一帯が見渡させ自分の位置を知るのにもってこいの場所だった
しかし、そこに今まで感じなかった熱風が吹いてリアはハッと空をみた
「あっつ!って!待って!こっちに火の玉が飛んでくるじゃない!きゃっ!」
チェリー目掛けて放った火の玉が数十個と森に降り注いだ
「あーあ!森を燃やしちゃった~♪イファンあなた環境破壊はダメじゃなぁーい♪ふふ」
「あなたがよけなければこんな事にはならなかったのですが」
「ダメよ~ヒトのせいにしちゃ~はぁー、ここは優しい私が鎮火させてあげるわっ!」
チェリーはイファンが放った炎より上回る魔力をこめ氷の塊を森に向かい放った
その瞬間チェリーとリアの視線が交わった