目覚め……そしてこれから
今回は前書きの掛け合いは無しにします。
愛奈の真実はなんなのか……本編どうぞ!!
ピコン、ピコンという規則正しい音がまず、耳に届く。その後、少しの息苦しさと暖かさを感じる。この暖かさは、あの時、月を撃とうとした時に感じたものとにている。
あたしは、ダルそうなまぶたを無理矢理開ける。
……奈美?奈美なの?
あたしの目がとらえたのはあたしの首に抱きつきすすり泣く奈美の姿だった。
「な……み……?」
「ふぇっ?あっ、あ、愛奈!!??」
あたしが呼び掛けると驚いたようにあたしの顔を泣いて真っ赤になっていた奈美の目がとらえる。
「愛奈!!愛奈が!!目を覚ました!!」
ガバッとあたしの首に抱きつく奈美。正直、なにが起こっているのかわかっていたない。
「奈美……苦しい」
「えっ、あっ、ごめん!!でも、愛奈が目覚めた!!あっ、今お医者さん呼んでくるから」
奈美は一気に捲し立てると走り去っていく。
その間に整理していく。まず、ここは、病室……だよね?なんで、あたしが……あっ、た、確か!!じゃぁ、さっきまでのは?
……そっか、あれは、玲音のいう事を信じると夢って事か。だから、奈美と一緒に大学にいってたんだ……
「加藤さん。気持ちが悪いとかありますか?」
「いえ、大丈夫です」
病室に入ってきた女性の医者の質問に返す。あれ?だれかににているような……
「心身ともに落ち着いてるようですね……。すぐ、検査の用意をいたしますのでここでお待ちください。後、ご両親にも連絡して起きましたのでもうすぐ来られると思います。あっ、申し遅れましたが主治医の植木美香と申します。では、後程」
あっ、と声を出しそうになったのを必死で堪えた。
そうだ、あの人はさっきまでいた世界でみた、美香さんをもっと大人にしたような感じだ。
「愛奈〜。良かった〜生きてて」
涙で顔をグシャグシャにする奈美。
「えっと……心配かけてごめん……奈美。あた―――私、迷惑かけちゃったね」
あたしといいかけて私と言い直す。また、生まれ変わるんだ。夢の世界に逃げていたあたしから現実の世界の私に戻ったから。
「本当だよ!!でも、生きててよかった」
未だに涙をこぼしながら微笑む奈美。ごめん……そしてありがとう。
それからは私を気遣ってか優しく語りかけてくれた。
あれから、数日たった。私が夢見る者になった理由も、もう分かっている。私は人を殺した。いや、正しくは殺そうとしたというところだろうか。そう、加藤愛奈、自分自身を殺そうとしたんだ。遺書もちゃんとかいて。その遺書の中に自殺の動機も書いた。動機は今となっては馬鹿らしくかんじる。私は二浪して、その間にも必死に勉強した。だけども三度目の正直ともいかず、入試に落ちてしまった。しかし、親友の奈美は受かって、自分が今度こそ一人になったというプレッシャーが現れた。そこに加藤内科医の一人娘という重圧ものしかかり自暴自棄になって自殺を選択してしまった。
そこで夢を捕まえし者の登場だ。玲音から送られてきた情報から読み取るに彼女の仕事は夢半ばで諦め自殺をしようとした者に最後の希望を与えること。そこで、自分の夢を再認識し、それを目指して頑張ろうとするものは蘇生して再認識できなかったらそのまま亡くなるのだ。
私は夢を再認識できた。だから、蘇生できたのだ……
私が蘇生してから夜、寝るたびにまた玲音に会えないものかと願っている。お礼をいいたい。でも、彼女が表れる気配は無いのが少し心残りだ。
それと、私の検査はもうほとんど終えている。心のケアは退院後も一応しなければならないらしく、精神科に行かなくてはならないらしい。でも、もう大丈夫だ。
私はもう馬鹿な真似はしない。だって夢を再認識したから。
奈美、ごめんね。迷惑かけて。あんな、自殺したら、まるで奈美のせいみたいだけど、絶対違うから!!奈美、いつまでも親友でいようね……そして、勉強教えてよ!!来年こそは、絶対合格するから。
まるで、これが最後みたいですが、後もう一話。真実をやって最終回といたします。
最後までみてくださいね!!




