勘違い
う〜ん。
月「どうしたんですか?」
いや、あともう少しでドリキャチが書き終わりそうなんだけど……いまストックが2話あるんだけどさそれプラス2〜3話ぐらいで終わりそうなんだけどさ……正直年末だろ?時間がさ……
月「そうなんですか。って、地味に最終回予告してますね」
まぁね。頑張って年内に終わらせたいけど……最悪、1月になるかも。
月「まぁ、無理のないように頑張ってください」
うん。
「なんなんだよ、お前ら!!」
男、植木月がうめく。
「あたし達は、とある事件について操作してるんですよ」
あたしはさこであえて声をきる。植木はさっきまでいきりだち赤くしていたかおを青く変える。
「その事件の被害者は天童宙と佐藤奈美」
コツンコツンとあえて大きな足音を立てる。
「ちなみに僕の名字は天童なんです」
次は後ろから月さんが声をかける。
「違う!!あれは、あれは、違う!!あいつが悪いんだ!!強欲の化身に俺が天罰をくだしたんだ!!」
逃げられないとわかってかそんな事を言う。あたしと月さんは同時に足を止める。
「関係ありませんよ。あなたは月さんを撃った上関係ない女子大生の未来も奪ったんです!!」
あたしの声にビクンと肩を踊らせる。
「それに、あなたは勘違いをしている」
「なに?」
「天童先生は罰を受けなくてもいいんです。それどころか神の加護でも受けるべきですよ」
「そんなバカな!!あいつは……あいつは―――」
「私欲のためだけに横領などしてませんよ」
「なっ!?」
あたしは植木が言おうとしていることを予想し反論を先に言う。
「植木さん、あなたには妹の美香さんの為に天童宙を撃った……しかし、そこから勘違いだったんです」
「何を言って!!俺は美香の為に必死に働いて手術の金を貯めてだな!!」
「それで?あなたは美香さんに何をしたんですか?」「はっ?」
あたしは冷たい一言を放つ。
「美香さんが本当に心から望んだものわかってるんですか?」
「な……に?」
「美香さんは確かにもっと生きたくて手術もしてほしかったでしょう。でも、それ以上に望んでいたものもあったはずです」
「……」
「美香さんは、あなたにもっと会いたかった。一人にしてほしくなかった」
「嘘……だ」
かすれた声で植木が言う。
「嘘じゃありません。美香さんが時々、寂しいと呟いていたということを同じ部屋で入院していた人に聞きました」
そして、あたしも……奈美が一番に望んでいる事を無視した。植木は気づいていなかったと思う。だったら……あたしの方が最低だ。だから、偽善者ぶった私を捨てた。
「……でも、だからと言って天童殺害には関係ないだろ!!俺は――――――」
「美香さんにもっとあってたら過去は変わっていました!!」
あたしは声をはりあげて植木を制する。
「美香さんの手術成功確率は30%だったそうですね」
「っ、あぁ」
「だから彼女は手術を断ったんです……あなたに迷惑をかけたくないから……そして自分のために病院のお金を横領しようとする天童先生を止めるために……」
「っな!!天童は……美香の為に!?」
「えぇ、正しくは美香さんだけじゃなくてお金が足りない入院患者のために」
この事はどこからか月さんが調べてきてくれた。月さんはうんと頷いてあたしの後ろに歩いてきた。これで、植木はいつでも逃げることができるが植木は逃げようとすることなくその場にへたれこんだ。
「もし、あなたが美香さんにもっと会っていたなら彼女は生きる意味を見出していたかもしれませんし、もしそれでも美香さんが手術拒否を選んだとしても天童先生が私利私欲のために横領をしていたと勘違いすることもなかったんです。ま、多分あなたがこの勘違いをしたのは天童先生のあの騒ぎがちょうど美香さんの手術予定日と重なったからでしょうけども」
「俺は……」
植木はぐったりと壁に体を預け座り込んだ。
「俺は……最低だな。あんたら警察のもんじゃないだろ?」
「えぇ」
「だったら狙いは復讐か?」
「はい」
「……っふ。わかったよ」
植木はふと腰のあたりに手を持っていき拳銃を差し出してきた。
「えっ!?」
「勘違いするな……これで思いいきりやるがいい」
そう言って植木は拳銃を投げ渡した。あたしはそれを構え直し拳銃を植木に向けた。トリガーをひいていき後もう少しで放たれる。これで……終わる!!
「待って!!愛奈さん」
「えっ!?」
急に聞いたこともない女の人の声が聞こえあたしは拳銃から力を抜き振り返る。そこには月さんがいるはずなのにいたのはあたしと同年代か、それよりも下にみえる女の子が立っていた。
「なっ!!み……か?」
植木が驚きの声を上げる。
「久しぶりだね、お兄ちゃん」
女の子はそう言って微笑んだ。
皆さんも年内のうちに色々やって新しい気持ちで新年を迎えましょう!!
月「大人の方は忘年会や新年会でのお酒の飲み過ぎに注意してくださいね」




