真実:悲しむ人の現実
昨日ツバサ小説紹介のほうでドリキャチのOPと称して作詞してみた歌詞をupしました。良かったら見て下さいね!!
愛奈「宣伝きた」
いいじゃないか、別に。では、本編どうぞ!!
「愛奈……」
一人、涙をこぼしながら親友の名を呼んだ。
「ゴメン……あたし愛奈になにもしてあげられないよ……ごめんね愛奈」
あたしは彼女の胸に手をあてる。そこにはドクンドクンと心臓の出す音が手をあてる事で身体に響いてくる。
「愛奈は……生きてる」
彼女の生を確かめて口をこぼした。
彼女が生きている事は周りの医療機器をみれば分かるのだが、それでも不安に押しつぶれそうになるから時々こうする。
これはもしかしたら癖のようなものなのかもしれない。
あたしが医者を目指したのは小学校1年生の時だった。
お婆ちゃんが亡くなったのだ。平日、小学校で休み時間に友達と喋っている最中に先生が来てお婆ちゃんの容態が急変した事をきき慌てて帰る用意をして先生の車で下校した。
そして、お婆ちゃんのいる病院について様子を見たときには落ち着いていたらしく静かに眠っていた。それを確めるべく、まだつたない知識で心臓が大事という事を知っていたので何度も何度も心臓に手を当てて心音わ聞いていた。
心臓は元気に動いていた。こんなに元気なら大丈夫だろうと思いほっと一息ついた。その直後異常をしらせる音が病室になり響き数分後亡くなった。穏やかな顔だった。死ぬという事がいまいち理解できていなかったがお母さんが涙を流しているのを見てもうお婆ちゃんと遊べないんだと分かり泣きじゃくった。
その時に決めた。医者になろうと。医者になってお婆ちゃんを生き返らせるんだとその時は幼稚な考えだったが今でも医者になろうと夢みている。生き返らせるのは無理だと分かっているが今では悲しむ人を少なくしたいという理由で医者を志している。
「愛奈……」
でも、あたしは今愛奈になにもしてあげられない。それがとても悔しかった。
「愛奈!!」
あたしは、愛奈を抱きしめた。これぐらいしかあたしに出来ることがなかったから。お願い、また話をしようよ、夢を一緒に追いかけようよ……愛奈。




