私とあたし
月「あの〜ツバサさん?」
なに?
月「年内完結を目指すと言ってましたが現状でそれは可能なんですか?」
完結できるかを簡潔に言おう。
月「もうすぐ冬なんですから寒い事言わないで下さい」
僕の気合い次第では可能だが、多分無理だ。
月「……やっぱりですか。あっ、本編どうぞ」
泣いた。体内全ての水が無くなってしまうのでは無いかと思うほど泣いた。
過去をたちきる為に。
私の望みは復讐。それは変わらない。でも、今までのとは少し違う。今までは奈美という人の為にやっていた。しかし今は自分の為にやる。自分の為に。
それを切り替える為泣いた。目は赤くはれて声もかれるほど。気がつくといつのまにか眠っていた。そして涙は止まっていた。だから誓う。もう泣かないと。
そして、今日4日ぶりに月さんと会う約束をした。生まれ変わった“あたし”を見せる為に。
「こんにちは、愛奈さん」
「こんにちは」
ニコッと笑顔を見せ月さんに近づく。場所はいつもの公園だ。
「今日はどうしますか?」
「はい。あたし行きたい所が」
「えっ?………あっ、ど、どこでしょうか?」
月さんはあたしと言った事に一瞬驚きの表情をみせたが すぐにどこかと切り返した。
「コッチです」
あたしは月さんの手首を掴んで目的地に歩き出した。
「ちょっ、ちょっと、愛奈さん!?」
突然の事で驚く月さんを意図的に無視して進む。
「ここです」
「ここですって……病院ですか?」
「はい」
あたし達は天童先生のいた病院の前に来ていた。
「天童先生はあの女性に金銭的な支援を行っていたのは確実です。では、他の人にも行っていたのではないかなと思いまして」「なるほど」
「ですので以前みたいに天童先生とはどのような人物か、という抽象的な質問ではなくもっと踏み込んで天童先生にどんな事をしてくれますかという質問に変える、という戦法はいかがですか?」
「分かりました」
「あっ、それと。皆さんにあたし達の説明をするとき警戒心をとく為にも天童先生の妹、つまり、月さんの妹と言う事にしていいですか?」
「えっ?あっ……はい構いませんよ」
突拍子も無いあたしの提案に多少たじろぎながらも了解してくれた。
「では、行きましょう。月兄さん」
「はい」
苦笑いをうかべる月さんの手を引いて病院を入っていった。
月「愛奈さん、一気に性格が変わってましたね。次回以降も愛奈さんの変わりっぷりが見れるかも知れないですよ。おたのしみに……これでいいですか?ツバサさん」
うん、オッケー




