真実:月のメモ 月side
月「最近一気に涼しくなって夜は寒いぐらいですね。ツバサさんの学校では風邪が流行っているらしいので皆様もお気をつけ下さい。それでは、本編どうぞ」
愛奈さんは僕の渡したメモを数十秒みた後にため息をついた。
きっと彼女の中にある悪いことがかいて無くて良かったと思う気持ちとなにも進展が無かったと残念に思う矛盾した二つの気持ちが混ざったため息だろう。
「天童先生、何にお金を使っていたのでしょうか?」
「そのメモに書かれていない事は僕にもわかりません」
「ですよね」
彼女の疑問に少しおどけて返してみる。まぁ、半分は事実なのだが。
その後また、少し唸りながらメモをみつめるが諦めたような顔をして下をむく愛奈さん。
その様子をみながらにたにたと意地の悪そうな笑みを浮かべるレオン君は何を考えているのかが僕にはやはりわからないな、と考えながら“僕の”兄さんの謎の多さについて愚痴のようなものを言い合う僕達。ちなみに今は僕にしかレオン君の姿が見えないらしい。
「でも、月さんはすごいですね」
「えっ?」
唐突にそんな事をいう愛奈さんに変な声をあげてしまう僕。
どうやら、僕が誰の力も借りずに色々調べる事がすごい、という事らしい。
「な、なるほど。そういってくださると僕もうれしいです」
少し苦笑いを浮かべながら答えてレオン君のいる方をみるとやれやれと言わんばかりに首をふっていた。
その後、明日の予定をたて始める愛奈さんを止めて大学に行くように諭した。それは、はたからみると愛奈さんの為を思っていっているように思えるが実は個人的にやりたい事があったのは愛奈さんには秘密なのは言うまでも無かった。
月「『真実』はどんどん伏線をひいているらしいので今回もひかれているかもしれませんのでお楽しみ下さい。あっ、ちなみにツバサさんはまだ、前回のミスを引きずっているのか今頃になってまた、ヘルプを何度も読み返しています」




