横領と暗号
よし、夏休み到来!!
愛奈「いいわね。学生は」
お前も学生だろ。
愛奈「最近学生らしいことしてないもん」
確かにな。
愛奈「そ・れ・に。三週間もほったらかしだったし!!」
ひっ!!
愛奈「みなさんが本編読んでる間に・・・わかってるわよね」
これにはだな・・・ちょっと理由があって。
愛奈「言い訳は後で聞くから。皆さんは本編よんでくださいねっ」
愛奈が可愛くなった・・・あっ。本編どうぞ!!
それでな愛奈―――――――
今日の収穫はほぼ無しだった。さらに看護士さんに見つからないようにしなければはらないので神経も使う。だからか、落胆もあいまって疲れが大き、かった。
「最後の最後でいい収穫でしたね、月さん」
「はい。兄さんが横領の事件に関係していたかもしれない確率が上がりましたからね」
公園で月さんの買ってきてくださったオレンジジュースのプルタブを開け一口飲む。
「そうですね。噂、ですけども・・・火の無いところに・・・って言いますからね」
「えっと、確か12月25日―――クリスマスですか。なんか皮肉というか、なんというか」
ははっ、と乾いた苦笑を漏らす月さん。
「確かにですね。その日、本当なら午後も病院にいなければならないのに半ドンで帰る、なんて。患者さんの証言によると別に無理をしていたような感じでも無かったし」
「そして、その直前院長に呼ばれていた。偶然なんでしょうかね」
「さぁ、そこまでは分かりかねますがそれにより横領の噂が高まったのは確かですね」
コクりと頷く。
「それで次のステップとしてこの横領事件についてさらに詳しく調べるか、別の事を調べるかですね」
「えぇ、横領事件について詳しく調べるとしても下手したら全く別の方向に向かってるだけになりかねませんから」
「そうですね・・・すみません」
「えっ?」
私が唐突に謝ったことに面をくらったような表情になる月さん。
「いえ・・・私横領、横領って、月さんからしたら実の兄が横領していたなんて嫌なことですよね。すみません」
「あっ・・・いえ。気にしないで下さい」
微笑みながらやんわりと言ってくれる月さん。その姿に鼓動がやや早まった。
「えっ、えと。ありがとうございます」
「はい、本当に気にしないで下さいね。じゃぁ、とりあえず横領事件について話しましょうか」
「はい、院長に呼ばれたのが2011年、去年の12月25日。それ以前の事を調べるかそれ以後の事を調べるか、ですね」
「ええ、―――ん?2011、12、25」
「はい?」
「いえ・・・最初の暗号。確か、答えは八桁の数字になる、でしたよね」
「えぇ。あっ、全部で八桁・・・」
「仮に、仮にこれが答えだとすると・・・四つ区切りがあるんだから、一区切りにつき二つの数字があると考えて・・・」
「ローマ字の順番?いや、プラスの前の部分と後半で違うのかな・・・」
「ローマ・・・字?あっ!!わかりました!!」
バッと体を上げる。反動でジュースが少しこぼれる。
「本当ですか?」
「はい。多分、解読法は合ってるはずです」
ジュースを一口含んで答えた。
つつ。鳩尾殴ってきやがって。どこであんな技を。
あっ。それとみなさん。次回解読編2です。
それと、キーワードに『恋愛要素あり?』と書いておきながら全く書いてなかった事に今更ながら気付いたため慌てて入れてみました。
これからは少しラブコメ要素も入れてみたいと思います。




