~僕の日常1~
「ん・・・、ふぁぁぁ」
私は大きな口をあけあくびをしながら
立ち上がり、まだ寝ぼけている自分でふらつきながら
着替えを済ませた。
そして、キッチンまで行き
パンにレタスやトマトなどを乗っけてチンをした。
それを口まで運んでいき、
時計を見上げた・・・。
「・・・・・、?!!!」
今まで寝ぼけていた私の頭の中が完全に起きた。
なんと時計の針が示しているのは七時四十五分。
加奈の家から学校まではチャリで十分ほど。
ギリギリ着くか着かないかの微妙な時間である。
だが、勉強があまりできない加奈でも分かることが一つあった。
それは、このままでは遅れる。ということだ。
のんきにパンなんか食べている暇はない。
加奈は半分ほど、口に残っていたパンを急いで飲み込み
チャリにまたがった。
そうして、かなりの速さで学校まであっという間についてしまった。
「ふぃ~、ぎりぎりセーフ?」
そう、独り言を言うと後ろから肩に手を乗っけられ
「今から走んねーと、間に合わねーぞ?」
「あ、拓斗!!て、拓斗も人のこと言えないでしょっ!!」
そういうと拓斗は肩から手をはなし頭の後ろで腕を組んだ。
そして、何とも嫌味そうな顔で
「俺?俺は人のこと言えるよ?だって、ガッコ行く気ないし。」
『なおさら人のこと言えないじゃん!!!』
私は少し怒ったような口調で言った。・・・つもりだった。
のに、拓斗はいきなり笑い出して
「ぶはっ・・・何むきになってんの?ガッコぐらい行くに決まってるじゃんw」
私は少し赤くなって、拓斗の手をつかみ早歩きで靴箱まで連れて行った。
「ほら、拓斗に付き合ってたから5分あったのに残り2分になっちゃったじゃん」
すると拓斗はさっさと上靴をはき
「だったら、こんなとこで油売ってないで早く教室行った方がいいんじゃない?」
私は、むっ・・・という思いと、その通りだ・・・という思いから
ちょっと強めに拓斗を睨んで階段を上がって行った。
すると最後に拓斗は
「おー、怖い怖いww」
とわざとらしく言い捨て、一階の自分の教室に入って行った。