表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
初恋の君に真紅の薔薇の花束を……  作者: 萩野紫苑
10

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/181

10-1


 アレクサンドラの事を考えると、胸がはやって寝られなかったアントニウスは、朝食をスキップして昼食の時間まで眠り続けた。

 目覚めたアントニウスは、リカルド三世の午後のプライベートな散歩に招かれたことをミケーレから知らされ、ベッドの上でガッツポーズをとった。


 誰に聞かれるかわからないサロンでの話よりも、アントニウスにとっては都合が良かった。

 国王のためのプライベートガーデンでリカルド三世が散歩をする場合、当然、庭師は下がっているし、護衛ですらプライベートガーデンの外で護衛に当たるのが決まりだ。つまり、プライベートガーデンは、唯一、国王が一人になれる場所なのだ。

 これほどアントニウスにとって都合の良い場所は他にはない。誰に聞かれる心配もなく、アントニウスの秘めたるアレクサンドラへの想いを打ち明けるにはぴったりの場所だった。


 実際のところ、王太子であるロベルトがプライベートガーデンを散歩する時は、王太子に関わるエチケットに従い、必ず侍従長か、次席にあたる侍従長補佐がぴったりとロベルトにくっついているので、そういう意味でロベルトが一人になるには、私室で人払いをする他はない。


「では、今日の装いは派手すぎないように、少し落ち着いたものにしてくれ」

 アントニウスは指示すると、とりあえず着替えを済ませて昼食を摂るために階下へと降りていった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ