プロローグ
長編の作品予定です!
初投稿なので、少しでもたくさんの方に読んでいただければと思います!
多種多様な生物が暮らす世界。そんな世界は4つに区切られ、相称として4界といわれている。神々が暮らす世界で圧倒的な力を誇り、世界をも創造することができるといわれる神界。精霊や加護の力を擁し、死人が行く世界、冥界の世界を管理している天界。獣族や亜人など様々な種族が集い、武力と知恵を駆使して構築された世界、人間界。そして、世界に災いをもたらすとされ、闇の力を手にした魔物や魔族で構成された世界。その力は神界や天界と同等な力をもつ魔界。これまで数々の歴史を生み出してきた4界は魔界を主体に大きく歴史が動き出した。魔界を滅ぼすべく、3界が歴史上初の同盟を結んだのだ。
事の発端は、魔界に住む古龍が人間界に侵入し、数名が命を落とした。
もともと、魔界を除く他界を自由に行き来できるのは神界、天界、人間界の3界のみと決まっていた。
魔界は、魔王を含めた上層部数名しか他の世界に転移することができず、また3界も同様に、魔界に転移するには各世界の長を含めた上層部数名しか行けないという条約が結ばれているのだ。それほど魔界は嫌われている。その条約を破り侵入させたことが原因で人間界からの宣戦布告が出された。また魔界をよく思わない2界もそれに乗っかるように宣戦布告。結果、3界が同盟を結び魔界を滅ぼしにきた。
そして、この俺、魔王ことサタン・ハーデル・グラデルは窮地に立たされている。