エックス・マスメイリークリスマス! ~たくし上げ好きな人のために。これはきっと、大変変態なクリスマス・プレゼント~
たくしあげー。
女子高生であるあなたの目の前には、親しい友人がいる。長い黒髪を左右で三つ編みにし、正面に垂らしている女子生徒だ。
あなたも友人も、黒いブレザーに青いチェックのスカートといった制服姿だった。
教室内には、あなた達以外に誰もいない。
不意に、あなたの前で、友人女子が下を向いた。スカートの内側に入れていた白いブラウスの裾を、外側に出しているようだ。
それをあなたがずっと見ていたら、作業を終えた彼女が、
「今日はクリスマスだからね、クリスマスっぽい下着を穿いてきたの」
そう言って、スカートを大胆にたくし上げた。健康的な太ももはもちろんのこと、興味深い白の下着もあなたの目に入る。
この友人は、普段はまじめでいい子だが、特にあなたと二人っきりの時は、変態的なことを進んでおこなう癖があった。
「どぉーう? なんでクリスマスっぽいか、分かる?」
ちょっといやらしい声で聞いてくる女子の下着を、恥ずかしく思いながらも、あなたはじっくりと見つめる。それとともに、思考する。
彼女の下着の形状は、股上が深めで、子供向けのように思える。下着の全体に、薄青のマス目模様が入っているのがめずらしい。
所々に、紺色の『X』の文字が書かれたマス目もあり、正面を見る限り、十個近くはあった。また、上のほうにも、模様よりも少し大きい『X』の形の紺色リボンが別についていた。
彼女の下着がここまで判別出来るのは、彼女がスカートを思いきりまくり上げているからに他ならない。先ほどブラウスを外に出していたのは、この時のためだろう。
あなたは目線を下着から彼女の顔へと移す。
「……マス目にエックスが書かれているから、エックス、マス、つまりXmas、で合ってる?」
あなたが答えると、彼女はたくし上げをしたまま微笑んだ。
「正解でーす! ご褒美のクリスマス・プレゼントは、このまま私のたくし上げ鑑賞ねっ! 今のを正解出来ていなかったら、スカート戻してましたぁ~!」
あなたはしばらくの間、彼女のたくし上げを眺め続けた。これは幸せなクリスマス・プレゼントに違いない。
(終わり)
エックス・マスメイリークリスマスというタイトルは、Xマス、マス目入り、メリー・クリスマスを混ぜたものでした。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。