表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
藤崎要の徒然なるままに  作者: 藤崎要
98/419

わかるけどわからないね



 私は物書きだけど、経営もしてたし産業スパイと呼ばれるくらい色んな所で働いてきたし、今もわりとおかたい仕事についてるからだいたいの事はわかってるつもりだよ。けっこう色んな人とも知り合いだしねワラ


でもね、私は大きな夢を持ってると言われるけどそれはゼロか1かとかって話じゃないんだよ。


 組織に属してれば大なり小なり仲間は仲間かもしれない。皆、自分とその周りの幸せは守りたいと思うものだし。


でも、守るものがあるからと言われたらそれはどうかなと思うよ。そもそも守る価値があるのかもわからんものね(笑)


私は48時間仕事で起き続けたあとトドメに自治会のクリーン作戦と公報を配るくらい社会に貢献してるけど、守るものなんてルールくらいで誰かを守る必要なんてもうなくなってしまったからね。


でも守りたいものがあるなら、そんな志程度では台風の前の塵に等しい考えだと思うよ。


私はね、誰がどのような考えで生きてても私には関係ないのでそれは別に構わない。


たとえば、仕事で手柄をあげ出世することで周りを守れるようになると思うならそうなんだろうねって。気の合う仲間と飲み会で打ち解ける程度の狭い世界で楽しくいられたらと思うのもその人の勝手だよ。


でも、そんなんで守れるのかは果たして疑問だけどね。


 私はゼロかイチか賭けてるわけじゃないんだよ。ゼロか百でもなく、ゼロか世界かだからね。個人の感情とか志とかに関係なく、世界を手に入れたいと思ってるわけ。もう夢なんてスケールじゃないの(笑)


ある意味同じだよ、私はもう守るものなんて無いような人間だけど。ただ出世して守れるような小さなものではないし、それで本当に守ることができるのか?でしょ。よそにライバルなんていくらでもあるのに、またいつ新たな脅威が生まれるかもしれないのに。そのスケールでどこまで守り続けられるかなんてわかんないでしょ。


 無名の私には守るものなんてハナから無いわけだし、ゼロはどこまで行ってもゼロにしかならない。だから賭けるものが私のちっぽけな人生くらいだとしても、手に入れたいものはいくら大きくても構わないと思うんだよね。なら世界を狙いに行くのも私の勝手だと思う。そこまでいったら守りたいものも守れるようにはなるでしょう?。


 お客様は神様と言われるけど、アレは崇め奉れって話じゃなくて頑張ってたらそれに応えてくれる存在になるかもしれないという意味だと私は思う。別に神様があーしろこーしろなんて言わないし、ちっぽけなご利益と引き換えに尊大な貢物をよこせとか横柄な態度に媚へつらえなんて言わないでしょ。それはどちらかと言えば悪魔なんじゃないかな(笑)


だから世界中の神様(ファン)を手に入れたいと思うなら、その期待に応えられるような作品を書くのが物書きのできることであって、守りたいものがあるのなら一緒に世界を取りに行くつもりじゃないと意味がないんじゃないかって話。だから凡庸な作品を書くつもりもないし、凡庸な作品で臨めるとも思わない。そこまでスケールのぶっとんだものをあえて凡庸な作品にはしてもらいたくはないってこと(笑)


私の作品で夢が叶えられたという人がいても守れる事ができるようになったと言われるのも良かったねって思うし、それは作品の力ではなくて、間違いなく、その人や関わった方々の努力の成果だと私は思うよ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ