藤崎、少し作品を語る
私は物語を創作する上で基本的に絶対悪みたいな感情を込めて書いたりはしないんです。
特別編の小悪党どもやマーボーのように、作品の中でどうしても存在させないと話が成り立たないのは仕方ないとして、マーボーがいないとルシファーモードや月の民というエピソードは語れないんですよね。で、マーボーに関しては二度と登場することがない終わり方をする上で、しろちゃんがはじめて敗北するレベルの卑怯さと強さを持たせたわけです。
私は子供の頃から感情の希薄な人間だったので、アニメやドラマをみてても他の方が思うように悪役に感情移入することがなかったんです。だって役なんだもん(笑)俳優さんも別に演じてるだけで、プライベートは別ですよ。ただ視聴者からして逆にそこまでムカつくとかってのは名演技ってことなんです。
ゆえに私は本当に現実で嫌いな人みたいなのは作品に登場すらさせませんし、関わったりもしませんワラ
以前にも書きましたけど、私はキャストに作品を演じてもらってるつもりで創作しているので、演技のニュアンスとかでキャラクターに演じさせるときの参考などに実在の人物を想像させてもらったりはしますけどね。奥様みたいな人が現実にいたら、けっこう大変でしょ(笑)でもアレ、名女優の為せる名演技なんですよ。
私とこれまでに関わった方たちも、一人の人間でありながらこの人はあくまで作家なんだと感じられたと思います。じゃないとただの狂人なんで(笑)
サイコパスも私の中では個性のひとつで悪い意味で用いたつもりは全くございません。あしからず。
というか、創作モノのサイコパスって私の思うのとちょっと違うかなって思いますもん。だって結局、下手を打つじゃないですか?目的のためなら手段を選ばないわりに明らかに悪手や下手を打つというのは私のイメージとは異なります。
私は作者の想像を超える演技をキャストに求めてるので「サイコパスってこんな感じでいいですか?」と言われても世間一般的な演技では「それは違うかも」ってなりますね。むしろ、普通に演じてることが後々そう感じさせるみたいなほうが、ぽいですワラ




