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藤崎要の徒然なるままに  作者: 藤崎要
407/419

11月11日(火)


 これも前に触り程度書いたかもしれんけども、お金持ちになりたくて経営者になりたいみたいな単純な人はまず資本主義から勉強し直してみてはどうかと思いますワラ


資本主義=お金持ちの天下みたいに思われておりますが、当然お金持ちでもパッパラ使ってたら足らなくなるし浮き沈みもあるわけですよ。特に経営者即ち、お金持ちってわけでもないしね。


資本主義てのはとどのつまり、資本比率によって利益が分配される形態というほうが正しく。なんかある種の政治的な思想の違いみたいに思われてるのは義務教育でそう教えられてるからであって、実際共産主義であっても資本主義で動いてる部分てのはあるわけですよ。


株式会社の株主が持ち株数によって利益から配当分を割り当てられ、株主ではないその他労働者は労働力を対価に利益から給料を得ると。


で、またこれの典型的にわかりやすいカタチがオーナー商法、つまりコンビニオーナーだったり出資比率による利益の割当なんですね。アレもまた契約によって異なるわけですが、かたや店を出す時に土地建物を自前で用意できるオーナーと、ソレら本部がほとんど用意することで開店資金も数百万から始められますよに乗るオーナーとでは【出資比率が異なる】から後の利益の割当や営業においてオーナーの自由度が高い所もあれば、本部が多く取るところ、ほぼ利益のほとんどを持っていかれて我が身を削って店を支えることを余儀なくされる雇われオーナーとにわかれるわけですよ。


これをまた露骨にやると実態的に雇用なのか経営なのか労働基準にも抵触することになるかもしれんので一応本部にチャージという名目で売上が一旦集められそこから前述の契約ごとによって割当がオーナーに与えられるみたいな、まぁおおよそはそんなとこやとおもえばええかと。


やから経営者即ちお金持ちというわけでもなく、まず経営者にもいろんな形があるってことなんですよ。


私も元経営者だけど全て自前の自己資本比率100%のまま最後も潰れたわけではなくて自ら判断して良い所で閉めたという点では【よく出来ました】な方だとは思うけども、別にお金持ちてわけでもなければ自分のやりたいようにやって完全燃焼したという点ではアスリートの現役引退みたいなもんだと思うワラよ


てか、お金持ちになろうとしたら基本どれだけお金を回せるかなんで。ソレを経営で増やそうと思えばまた資金としてつぎ込む金額も増やさなければ基本会社は大きくならないですよね。


ただ全てが全て利益の中から資金を出している【というわけでもなく】皆さんもご存知の通り飛ぶ鳥を落とすような勢いで事業拡大したもののその後、事業の縮小を迫られ店舗激減みたいな所もあるのは実態がどうだったかにもよるわけで。これら銀行からの融資なども含めて、決算なんかも粉飾とまでは言わないけれども半分見切りでやってるとしまいに債務超過と判断されたらそこで資金が尽きてそうなるわけですワラ


で例えば、藤崎商店があるとします。私は自分のできる範囲で経営してたから事業拡大とかは最後まで考えなかったけれども(笑)ソレがまぁ何かの間違いで大繁盛し、税金的にも銀行さんも融資を勧めてくれるとあれよあれよと店舗を増やしては従業員も増え、最初は個人経営だったものが組織になると従業員も食べさせていかないといけなくなるわけで。扱うお金も多くなり取引先も増え、事務作業や経営方針もソレに合わせたやり方に変えていくしかなくなると。それまで個人でやってた時は、お客様と和気あいあいにやってきたものが、オーナーは会議でおらんとかなってくるわけですよワラ


で、一旦そうなると企業としては中々止められるものではなくなるのでさらにエリアをどんどん広げて行くなかで採算があってないにも関わらず、また当初は賑わってたものも時代の流れの中で同業他社へとお客様が流れたり、肝心の商品が飽きられたり質が落ちたとかで去っていかれたとしたら売上も作れなくなって銀行さんがこれ以上は融資できまへんわとなったとき、そこで成長も止まるというわけです。


コレをそこに至るまでに上場してたり、フランチャイズ化したり、事態が発覚する前に株式を売り渡したりして一財産築けたらある意味お金持ちのまま逃げ切ることもできるんだけども。そこら辺、銀行とどういうオチに持っていけるかにもよるでしょうワラ


ある意味、ソレでお金持ちになれたとして私はそういう人を経営者というよりは詐欺師に近い才能としかおもてないから(笑)

今もなんか配りたがるオジサンが胡散臭いことやってて、そういうのに乗っかかる連中もまたおるけども。そのイベントの盛り上げもエキストラが紛れ込んでるともおもわずに【さも自分は選ばれたかのように思うのはカモにされやすい性格の持ち主】ですよ。たまたま今回うまく行ったとして二匹目三匹目のドジョウを追いかけるうちに必ず美味しく料理されるオチですわ。


ようは経営というのは単純に、お客様相手に儲かれば即ちお金持ちになれるというわけでもなく、まして保険屋崩れのババアが百均のケースに入ったパンフレットを持参しフードコートでネットワークビジネスに誘うみたいないかにも頭の悪そうな人間がまた頭の悪そうなカモと頭痛がしそうなほどの頭の悪い話してるのはビジネスでもなく。


まずこういう世の中の仕組みなんかも、あくまで一つの例に過ぎないことなんだけどもわかってるかどうか。それすらも知らなければ、バイトすら落ちるようなそもそも現状働いてすらも働いたことも無いとかだったり(笑)元手もないのに夢だけは大きいとかいざ経営に関しても、これやったら儲かるんじゃない?みたいな誰でも思いつくようなものをノウハウやと勘違いしとるような社会経験皆無の誰もついてこんような人間が、また仕事も他力本願で自分は社長という肩書と美人秘書と報酬を得たいてのは寝る前に思い描く妄想にしても図々しすぎるてことだわさワラ


てか、お金持ちでもそうでなくても日常生活で必要なお金というのは言うてたかが知れとるし大差はないわけですよ。毎日料亭なんて政治家が資金ロンダリングでもやらない限り、逆に胃もたれして早死にしますわな。


アホなお金の使い方なら別にお金持ちじゃなくてもサラ金で借りてもできると言えば出来るし、実際お金持ちでない人のほうがそう言うアホな使い方には長けてると思います。それか、そんなアホでも儲けられるかのように見せかけることによってカモを釣ろうとする詐欺師に近い連中がやることだわさ。


私が経営者になって良かったと思うのは、経営者としてやりたいことをやり尽くしたという達成感とお金には変えられない経験や、そこで生まれたお客様との信頼関係は今もなお残ってることですよワラ



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