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藤崎要の徒然なるままに  作者: 藤崎要
275/420

3月15日(土)


 因果ってのはね、己の代で断ち切るものなんだよ。自分が親からそうされたから自分も子供に同じようにする、それが因果応報というものでして。親と同じようすることでまた報いも受けることにもなるんだわよ。


だから魂の負の連鎖を止めるには自らが戒めるかのように絶つしか抜け出す道は他にないわけです。


 おそらく今度も駄目だったかと私が教えた相手は単純にそう思っただけなのかも知れないけども。だから次はうまくやるつもりでいたんだと思うワラ


違うんだけどね、私は人生そのものの話をしてたんで。魂の因果律といって、それを人は宿縁と言ったりするんだけれども。魂が即ち個であるとは限らないわけで、だから私らは血縁に場所にすら限らんところで相手に縁を感じるということが多々あるわけなのよ。


その縁も因果率の中で果たすべきこともあれば報いに応じることになるのもあって、私の両作品にはソレを暗に示してたりする所があるわけです。


 今世紀最大のミステリーを謳うシロツメクサのしろちゃんも、ネタバレ上等考察不要と作者が前置きしてるように【私が死んだら謎は謎のまま】という使命感と覚悟を持って描いておりますから。あくまで物語として楽しめるのはもちろんのこと暗示も多数盛り込まれておりますワラよ


全てを書くことまでは既に示す通りあえて避けますが、読者の方にモヤモヤを残すような終わり方をするつもりも無ければ、広げた風呂敷に意味がないなんてこた作家として無責任かと思うんでそこら辺はご理解いただけたらと思います。


 人類滅亡が果たして天変地異によるものか、人為的によるものかは結果を見ないことにはわからないわけですけども。もし人為的によるものだとすれば、ソレ即ち戦争と誰もが推測することでしょう。


おそらくはその規模となると世界大戦、並びに核戦争やウィルス兵器と推測されるわけですが。ただ例えば自らも死ぬ覚悟があるような場合においては、核兵器やウィルス兵器であるとは限らないわけです。


かつてニコラ・テスラが無線による世界システムの発明を行ったわけですが。エネルギーに関する諸国の政治事情や思惑とは相反するものであったため、実現には至らなかったそうです。


コレ即ち、私が思うに【大気を利用した発電送電システム】であったのではないかとね。地球の大気はその大半が窒素でしめられており、窒素78%で酸素が21%とあと残りみたいな感じで。つまり窒素というものを送電に利用することが出来れば世界中にエネルギーを届けることが可能、逆に他にどうやって?ということになるわけですよ(笑)


ただ窒素自体は分子として非常に安定しており、結合が強固なためこのような割合にもなると言われてますから、ソレが果たしてどのように実現可能であったかどうかはわかりかねますが、可能性として世界システムの理論上であったのではないかと私は推測するわけです。


窒素そのものと亜酸化窒素や一酸化、二酸化窒素はまた異なるモノなんですが、この亜酸化窒素というものはわかりやすく言うと笑気ガス(麻酔ガス)と呼ばれるものでして。かつて未来から来た、しろちゃん(しろたん?)が世界が紛争に包まれた未来という世界線の中で、相棒と笑いを世界中に届けているというのがソレを暗喩したものであることは言うまでもなく(笑)


また亜酸化窒素と言えばニトロと言えばわかるでしょうけども、酸素などと結びつくことで爆発的なエネルギーを生み出すことは知られてるわけです。そこら辺はめんどくさいのでダイナマイト医師の話などを読めば良いかと思われます。


 ここで作中なんども出てくる謎の組織【黙示録】の由来と言いますか、誰もが名前くらいは知っているであろうアレのことなんですが。全てが符号するわけではないにしても、なぜあの時代に最後の審判なるものが予見できたのかは未だ謎なわけです。


そう例えば〇〇が〇〇のなかで〇〇することにより、硫化すると硫酸或いはアンモニウムの雨が降ることで地表の土壌汚染は深刻なものとなり、作物は育つことなく飢饉となるのは言うまでもなく、ラッパとは即ち〇〇の音ととすれば〇〇により空から炎が舞い降りるなんて表現ともわりかし合致する部分があるわけで。ただソレらが偶然の一致とは言え、まだ存在しないであろう時代になぜそのような予見が出来たのかは知る由もなく。


ただ最後の審判はあくまで審判でありますから、人類の行く末なるものは人類こそが決めるものだと私は思います。それは争いや貧困格差、腐敗政治の無い社会を しろちゃんと共に目指すことにより防げる可能性は高くなるというのが黙示録という組織の目的であるのは言うまでもなく、汝が隣人を愛せるような平和的な社会を築くためにも堕落し人を欺くようなことがまかり通るような社会にならぬよう、個々それぞれに戒めるものではないでしょうかワラ




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