朝から経済論
皆さんはどう思われるかわからないけど、宮沢さんがおっしゃってるような「123万」という話を聞いて私は足が重いなと思いました。
これはね、意味をまだよく理解してないんじゃないかということにも繋がるわけですよ。あくまで数字的なね、落とし所だけで物を言ってるような気がしてね（笑）
いや、そうじゃないんだよと。ガソリンの暫定税率もそうなんだけど、日本が今どういう経済状況で動いてるのか？という事が大事であって。それを理解してたら178万や暫定税率廃止は【今の基準での話】ということなんですよ。
つまり、ここからまだインフレしそれに伴う最低賃金の上昇を要することになれば178万や暫定税率の廃止どころか、経済を回すためにはさらなる減税を求めていかなければならないと。そういう中で、消極的というか下手な落とし所なんかは誰も求めてないんですワラ
インフレが起きた時に、市中に周るべきお金が足らないとどうなりますか？と。一般的にインフレの場合、極端に言えば物価高騰に対して札束でパンを買いに行くイメージなんだけども。円安状況において国内で需要や消費があるわけでもない少子高齢化のような状態で、物を買うためのお金が消費者の手元に足ら無いというのは、企業側もたちまちの資金繰りに困るということだから税収度外視してでも市場経済を回さなきゃいけない局面であることは確かだと思います。小学生が授業で習う、テストに出てくる歴史上のインフレイメージとは異なるわけ。
政治家官僚、その取り巻きだけで日本の経済を津々浦々まで回そうなんて土台無理な話なんですよ（笑）ましてインフレで市場に回すべきお金を自分らのものだと勘違いして出し渋ってたら消費者の財布の紐は余計固くなるばかりだわ。まずどうしても必要な物を買うことになるから、そうでもない所からどんどん削られることになるでしょう。
だからそこは経済を回すことからまず始まって、というかもうそれは国民の生活や命に関わることだから、178万や暫定税率の廃止はスタートであってゴールではなくインフレ動向次第ではさらなる減税要素を探って行くべきだと私は思います。そもそもが消費税という馬鹿げた何の根拠もない消費抑制を強いてきた結果が今の状況を作り出した副作用なんだから、その反動を誤った方向で舵取りして対応してたらパンクしていくとこだらけになってしまうでしょう。
金融機関ですらよ？どんどん支店を減らしてるような状況じゃないですか。ネットバンク化していったのもあるけど、金融機関としての企業に対する貸付よりも消費者相手の金融屋やってりゃそうなるんじゃないですかと。手数料は高くなるのに反比例して不便になってるしね。MUFJのコンビニ時間外取引なんて預けるのに200円も手数料取られるんだよ？（笑）
民営化されたとはいえ、郵便切手やハガキなんかも値段がどんどん上がってるわけじゃないですか？需要減で売れないものがより売れなくなるわけだけども、ランニングコストが上がるからさらなる値上げをせざるを得ない悪循環を生み出してる。それを官公庁なんかはいまだに郵便物でやり取りするように無理やり体裁を保とうとしてるだけで。あれが一番今の日本経済の歪をよく現してるんじゃないかと思います。
