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藤崎要の徒然なるままに  作者: 藤崎要
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12月14日

活動報告に書いたほうが良いのか、それすらも今は頭が回っておらず、作者の近況ともにこちらに書かせていただきました。

書いていいのかわからないけど。12月6日、母が他界しました。数年前に脳梗塞を発症し、そこから介護しながらなんとか本業もやってたけれども、11月末に一緒に訪れた銘菓の喫茶店玄関先で倒れ、救急車で運ばれたものの1週間生命維持し、天国へ旅立ってしまいました。介護はとにかく大変で自分も鬱を患うも、母がいることで頑張ってこれたことも確かで。今は後の整理やこれからのことで忙殺する毎日です。もちろん創作は創作でまた心の整理も落ち着いたら再開しようと思うのですが、メンタル的に今は楽しい話がかけそうにもなく、少しずつ日常を取り戻すように前向きにいこうとおもいます。


脳梗塞は本人はもちろん一緒にいるものも、いろんなことを考えさせられるもので。アスリートがケガをしたとしても再帰しようとリハビリに頑張れるそのメンタルこそが脳と深く関わっているため、また無理をさせても体調を崩したり混乱をさせてしまう部分があり、そういう精神的なサポートをしながらも認知や痴呆が早まるというのも特徴なのではないかとおもいます。

母も人間関係に悩んだとおもいます。私が代わりに返信することも多々ありました。


脳梗塞は回復の見込みがあるのか、植物状態なのか脳死なのか、その判断も家族は都度決断を迫られることになります。私は人工呼吸器をつけている母の奇跡的な回復を祈りながらも延命の意味とも向き合うことになり、徐々に心臓が弱っていく姿を見る中でこれまで生きてきて悲しかったことや苦しかったことのなによりもツラい気持ちになりました。そして母が息を引き取り体の色が変わるのを見て、医師が家族が揃うまで判断を待ちますか?と尋ねてきたので、今の状態が死であることを理解はしてますがそれでおねがいしますと答えました。


人の人生は様々な苦難や悩みを乗り越えていかなければならず、その中でも私は母の最期が人生でもっともツラいことになるのではないかと思います。だからこれからどんなことがあってもこれよりツラいことはないだろうと思いながら生きていくとおもいます。不思議なもので、おそらく誰もが死に触れたとき、日常的には楽しかったことや喜びあったことのほうが多いにも関わらず、頭に流れるのは後悔や自責の念ではないでしょうか。私は母が生前懇意にしてた方との会話で、母があのときすごく喜んでたよとかこんなこと言ってたよとか私とのやりとりを母が伝えていたことを知り心が救われる気がしました。世の中にはいろんな家族やその向き合い方があり、何がその人にとって幸せなのかは人それぞれなんだけれども、私は生きている限り最後まで諦める必要はないとおもいます。また創作も必ず再開しようと思いますので何卒よろしくおねがいします。

今は、世の中のあらゆるものが整理がつかない状態というか受け入れることもできずに、気を紛らわせることしかできなくて。これまで普通にやってこれた人との関わり合い方も今はうまくできそうにありません。今まで感じたことのない深い悲しみによる空虚さだとおもいます。

でも本文中にあるように少しずつでも創作により乗り越えていけたらなとおもいます。

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