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藤崎要の徒然なるままに  作者: 藤崎要
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10月6日(日)


 私が創作でキャラクターを作るときの話なんですが。自分で言うのもなんだけど個性的なキャラクターが多い藤崎作品を作るうえで真っ先に思い浮かべるのは【性格】です。


それもストーリーに合わせてキャラクターに性格を与える感じではなく、話しは話で、そこにそのキャラクターの性格というものがどう話に関わるかなんですよね。だからこのキャラクターを登場させてしまうとストーリーに大幅な変更を余儀なくされると思えば登場させるか、させないかにも関わってくる部分でもあります。


私は物語の作者なんで、作者の感情でキャラクターに性格を持たせるということはまずないです。


 人は誰しも自身の性格とは一生付き合っていかないといけないもので、その人の人生を左右すると言っても過言ではないのですよ。性格は薬では治らないので、矯正するにしても、そこまで変わるだけの人生経験を経てなおそれでも変わらないのがまた性格というものだから、むしろ性格をまず理解したうえで取るべき行動をとるということが大事になるわけです。元の性格まで変わったわけではないけど、はたからみたらまるで性格が別人のように変わったと思われるみたいな(笑)


これは私の性格が良い悪いと言う話ではなくて。己を知り敵を知れば百戦して危うからずという孫子の兵法の一節は、敵というよりも相手と思えば、戦いではなく関係と思えば、そしてそれは性格に尽きるという話だと思います。それぞれ性格を理解するということなんですね。


ここで言う理解というのも同意とはまた違うんだけれど。自分を理解し、そして相手を理解する。自分が理解出来ているような人なら他人もまた理解出来るはず。なぜなら比較する対象というものがないと自分の性格をはかることも出来ないと思うから。それは相手もまた同じなわけで。


 私は私の性格というものをわりと把握してるんですワラ。先に述べたように私は私の良い所や悪い所というよりも、弱い所をよく把握してるから基本ソレに応じた立ち居振る舞い、行動をするという選択を予めしてるわけです。私の性格的に弱いところは、最初からなるべく避けるように行動するみたいな。


社会は人との関わり合いというものを避けて通れるものではないし、自分の都合に相手が合わせてくれるわけではないので、相手の性格を理解するという事ができないとうまく付き合っていくことはまず出来ないかと思います。


だいたいの人が自分でもわかってるんだけどねと、ソレもまた性格だからね(笑)だいたい皆そうだと思いますよ。でもわかってるからこそ、そのままではおそらく駄目だろうなということにも薄々気づいてたりはするわけじゃないですか。あえて失敗する道筋にのっかる意味はないんですけどね。


ガチャで欲しいのが出ない、まぁ商売ですからそうなりますわ(笑)一回まわしたが最後、出るまでやめられない。或いは底が尽きて、確率が酷すぎるなんて憤ることになるまで読めますよ。だったら最初から天井まで貯めるなり、ここぞという時まで絶対回さないという選択が自分の性格に与えられた唯一の余地になるんじゃないかと。わかりますよ、その性格その気持ち(笑)


自分はいつも大事にしてくれない相手ばかりを好きになってしまう。或いは振り向いてもらえない。なるほどね、まぁそういう性格ならそういう相手が見つかるようなところで相手をわざわざ見つけようとしないことですわね。そもそもが惚れやすく、飽きやすい、そして自分の理想を押しつけやすいから逃げられやすい。それは相手に過剰な理想を抱くということだから、惚れる相手のタイプもまたそうなりやすい。違いますか?


男性は女性が笑っていれば、受け入れられていると錯覚する単純な生き物です。男性の描く作品にはそういうフシが垣間見える。でもね、女性の笑いでガチなのは馬鹿笑いしてるときだけですから(笑)それも一過性のものであって、けして好印象を与えられていると思うのは早とちりなんですよ。言葉の終りに笑ってるのはクセであって、化粧や髪型を直したりなんかするのと同じで自分のためにやってることだからいちいち勘違いしないようにしないとね。


私は別に相手の心理まで探らなくても、性格というのは基本ダダ漏れになってるのがほとんどなんで、その性格から導き出される行動すなわち結果もおおよそ確定してるようなものなんです。


投資に失敗する人の性格は慎重さが足りない。足りないとわかってても迂闊な取引に出てしまう。そしてうまくいかない今の状況を弁解するための情報を探そうとする。でも自分に都合の良い情報を集めたところで結果は変わらないしたまたま合致したとして予想屋まがいの落ち着きがない取引なんかやってたらいつかやらかすに決まってるわけだし。そもそも己の性格に合った投資方法が出来ないと勝ち筋なんて見えてこないのが投資だから、他人の受け売りなんかをアテにしてるようではうまくいくわけがないと。


これも人に聞くのがけして悪いわけではないし、ネットで調べたことの真偽はともかくも、自分に都合の良い答えを与えて欲しいからというのが大半であって、またそれになぞらうことがベストだと思いこむのもまた性格だから、そういう流されやすいタイプの人が情報に右往左往するのは結果を見るよりも明らかなんじゃないかと。自分は落ち着きがないということを自覚して、なお落ち着きなく行動すると余計追い詰められて落ち着けなくなるわけだし。だったら落ち着くように振る舞うか、落ち着かないような状況に自ら持っていかないようにするしかないわけですよ。


そう、自分を理解するというのは相手も理解するようにしないと見えてこない部分があって。相手を理解しようとせず、したつもりで自分も性格そのままにしか行動出来ないとなれば百戦して一戦も凌ぐことすら出来ないということなんですよ。


長篠の戦いも、武田勝頼の性格というものをわかった上での誘き寄せという所から織田信長の性格というものが現れていると思いませんか。また勝頼の置かれた状況からして最悪の結果は致命的な大敗、それも有力武将を失うことであったと考えれば、あの合戦は始めた時に勝負が見えていたという事なんですよね。


心理というのはむしろ状況いかんによってはいつでもコロコロと変わるもので、むしろどういう結果に至ったとしても、いくらでも言い訳で取り繕えるようなものだから、わかりきった話だとするとそれは性格そのままに突き進んだまでとなるわけですね。


この性格、また年を取ればとるほど強く出るという傾向があって、性格そのままに生きてきたような人ならなおさら、自分に忠実、素直にしか生きられない性格なわけだから、そういう人が老いてまた思わぬ事態に陥った場合、周りはその人の性格もよくわかってるからこそ避けるようになると思います(笑)そうなりたくなければ、自分の性格と向き合って今からどう付き合っていくべきか考えるのが良いと思います。

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