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藤崎要の徒然なるままに  作者: 藤崎要
141/420

9月24日(火)



 ひょっと、ご存知の方もおられるかとは思いますが。ワタクシ藤崎はここならと思う所に続々と応募をしております。残念ながら今回はご縁が無かったと思うことも多々ありますけども、私が賞に出す理由、それは単に作品を認めてもらいたいからというわけではなくて


【先生の作品、ウチに任せて貰えさえすれば必ず先生をボロ儲けさせてみせますさかいに】なんですよねワラ


書店に並べるための帯が欲しいのではなくて、読者も出版社も書店も作者ですら【なんで売れてるのかわからん】けどなんか売れてるでも良いわけです。売れて初めてその意味も問われるわけで、それが思いもよらない所でとなるから面白いんですよ。


私はドケチですが銭ゲバ兎のような守銭奴ではありません、ただ大谷選手が成し遂げようとしている偉大な成績というのもメジャーの高額な年棒があってこそ期待されるものであり、彼が年収2万ドルそこそこ程度なら誰もソコに夢を見ることなんて出来ないわけです。あそこまでのトップクラスでもソレなんかいと、そうなったら誰も興味を持ってはくれないでしょう。逆にあそこまで何から何まで現実離れしてるからこそ、野球やメジャー、ファンの垣根を超えて応援されるわけですよ。


阪神のある選手が「あなたにとって甲子園とは?」というインタビューに対して「職場です」と答えてました。その通り、仕事をする場所なんです。もちろんユーモアまじえての話だけど私はとてもセンスを感じましたね。


夢を掴むのも与えるのも、お金を稼ぐというプロ意識があってこそ成り立つもので、たとえ最初は指先に灯るような僅かな炎であったとしてもお金という熱量によって絶大なエネルギーへと変わるわけです。そこに意味なんてものは無いし、稼いでなんぼ、結果こそが全てなんです。


私が株主として持ち銘柄の企業にアレコレ要望なんてしなくても【ウチの株を後生大事に持っといてくれたら必ず儲からせてみせます】という企業を応援したくなるように。小難しい話は私にはわからないし、ほな頼みますとなるのが投資家なんで。


お相撲さんも「自分の相撲を取ることが出来て良かったです」ってよく言うじゃないですか。自分の相撲っていったいなんだろう?なんて意味を考える必要は無いんですよ。そもそも相撲ってなんだろう?なんて考える必要も無いし、自分の相撲を取ることで勝てたんだ、良かったねで皆が納得する話なんで。


 高度経済成長やバブルがなぜ起きたのか?国民それぞれが熱量を持っていた時代だからなんですよね。もちろん良いことばかりじゃなく、労働時間や権利といったものが蔑ろにされてた部分も否めないし、お客様の声も良いものもあれば勝手なのもあっただろうけども、そうやって築き上げた事に誇れるものは確かにあった時代かなと思います。


今は内容量を減らして、材料や品質も変えて、パッケージも変え、値段だけは上がり、こんな商品作るような企業じゃなかったのになと、ソレを恥じるというよりも何処もそうだからと開き直って続けていたら、そのうちなるようにしかならないというのは間違いないでしょう。


 そうやって格差は広がれど、モノにそこまでの価値はたいして無いから下品な使い方はできても心が満たされることもなければ使い道も特にはないという。


珍しいモノがネットや物流のおかげで安く手に入るようになった時代なのに、注文したらこんなのが来たと晒して喜ぶような時代になるなんて誰が想像出来たでしょうか?


「お父さんな、この【しろちゃん】という何で人気あるのかはわからんけどコレに社運を賭けて工場建てたいんや」とか「何で人気あるのかわからないし映画も観たけど話はさっぱり頭に入ってこなかった。でも【しろちゃん】のグッズを買っとけば20年後にお宝鑑定団に出せるかも」みたいな、そういう熱量が昔ほど感じられることも無くなった現代において、私の人生振り返ると特に何もありませんでしたなんてつまらないものは無いですよね。


 「先生、握手会すれば一冊でも多く売れるかもしれません。是非やりましょう!」と私もその熱意に対して心を動かされるわけですよ。たとえ成果がやはり一冊しか売れなく旅費諸々考えたらやる意味が果たしてあったのか?と考えるよりも、その一冊を売るためにそこまでやったという熱意がのちのち大きな熱量の原動力となると考えたほうがロマンがあって良いじゃないですか。


私はソレを世界でやりたいわけですよ。それもこじんまりとしたコーナーの一角とかではなくリアルな現代の世界で熱風を巻き起こしたいと。個々の一時的な盛り上がりは飽きたらそれまで他と入れ替わり立ち替わりしながらいつの間にか消えているようなもので、ソレすらも誰かがやるのを待っていたら寿命が尽きるほうが早いかと。


なら限りなく無謀な夢かもしれないけれど、自分の人生でやるだけの価値はあると思っているのでこれからもコツコツ作品を描いていこうと思いますワラ


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