第九回 「絶望の果てにも光はあるのだ」
鷹樹烏介先生作
絶望の果てにも光はあるのだ
Nコード N8465ET
うんこ!(挨拶)
この世の中には二種類の人間しかいません。
うんこを漏らした奴と漏らしてない奴です。
断言しましょう。
うんこ小説を書いてる奴は全員うんこを漏らしています。
それがネット小説大賞を授賞したハードボイルド作家であろうと、うんこを漏らした奴です。
今回紹介するはそんな憧れの作家先生のうんこ漏れ小説。
「絶望の果てにも光はあるのだ」
主人公「多鍵」は(著者の鷹樹先生とは関係がありませんが、きっとそういう事です)とある日の会社帰りに絶望的な状況に陥ります。
そう、急な便意です。
駅まで戻ろうか、バスに乗って帰ろうか、決断を迫られます。
この作品の「ウリ」はそんな彼の脳内会議の様子が細かく描かれている事です。
オペレーターのオペ子さん。
悲観主義男さん。
アドレナ・リン姐さん。
個性的な脳内会議の議員達のわちゃくちゃ会議は混乱を極めます。果たして鷹樹、あ、多鍵は彼らを統率して無事にこの急な腹痛という未曾有の危機を乗り越える事が出来るでしょうか。
汚い話ですが、とても引き込まれる文章です。上手いです。それもそのはず、この鷹樹先生、書籍化作家様です。
ネット小説大賞受賞作家であられ、宝島社より「ガーディアン」そして続編の「ファイアガード」が絶賛発売中です。皆さん買ってください。
これだけ宣伝しておけば今までの失礼な事も許されるでしょう。
実際、京野うん子は鷹樹先生にお会いした事がありまして、髭がダンディーなナイスミドルです。あと脚フェチそうな顔をしておられました。素敵な男性でした。
しかし、漏らした奴です。
いえ、わかりません。フィクションだとは思います。だって、あんなナイスミドルな人があんな所でおしっこする訳がありません。
ですが、きっと、漏らした奴です。私は信じています。
うんこ小説界のミッションインポッシブル。
圧倒的なまでの文章力に脱糞してください。