表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/11

7話 真実は知るべきだって思ってた。

初投稿の作品の話目です。

よろしかったら、評価、感想、ブックマーク、助言など、宜しくお願いします。


 世の中には知らなくていいこと、ていうのがあるらしい。

 

 年齢は14、5といったところか。

 姿は色白の肌で、髪はふわりとロングの淡い金色の髪。

 身長はジャパンの平均サラリーマンより頭一つ分くらい小さい。

 白をベースにふわふわメルヘンな装飾のドレス、黄金に輝く冠。

 そして、品を失わないにこやかな表情。

 でも、男の娘の国の王女なんだよな。。。


「あのぅ、お兄ちゃんって呼んでも良いですかぁー?」


 ケイの方が目を潤ませて訪ねてきた。

 なんか今オレはカボチャの馬車に乗っている。

 (この国の王室専用馬車らしい)

 ケイ&ネスの挟まれてゆらゆら揺られていた。

 この国を案内してくれるということだった。

 とりあえず目的地は城らしい。

 友好的だったので、別に断る理由もなかった。

  

「いいけど?」

「やったーーー! うれしーーですぅーーー」


 きゃっきゃきゃっきゃとはしゃぐケイ。

 そして、腕を組んで肩に頭を乗せる。


「ずるいです! 私も私も!」

「別にいいけど」

「わーい、お兄ちゃんありがとー」


 すると、ネスの方もきゃっきゃきゃっきゃとはしゃぐ。

 そして、反対の肩に頭を乗せる。


「お兄ちゃんのここ、落ち着くなー」

「ね。立場も忘れちゃうなー」


 ふたりは馬車の中では随分と砕けた感じだった。

 馬車はプライベート空間なのだろうか。


「そういえば、ティシーと冴子はどこいったんだろうか?」

「そうだ!」


 そういって、双子はポンと軽くクラップすると、声をハモらせて、


「お兄ちゃんの歓迎会するからね!」



・・・・・・



 で、その夜、城で盛大な宴が催された。


 料理も酒もうまい。

 踊り子も役者もかわいい。

 演技はうまく、劇は面白い。

 気を使う上司も女子もいない。

 最高だった。


「くうぅぅ、

 しかし、なんでこんなに酒がうまいんだ?」


 きつめの炭酸が喉を爽快に通っていく。

 つまみの塩分が酒の進める。 


「この国はねぇー、男性向けの味を追求してるんだよぉ」


 そう言いながら左からお酌をする、ケイ。

 王冠が左寄りにつけて左に位置するのがケイ。

 (対面した場合は逆)


「女子のせいだよ、女子が自分向けの物ばかり要求して、

 お兄ちゃん、まずい酒飲まされてたんだねー」


 そういって、右から唐揚げをあーんとするネス。

 王冠が右寄りにつけて右に位置するのがネス。

 (対面した場合は逆)


「え? そうだったのか?」

「お兄ちゃんかわいそう」

「女子サイテー」 


———



「冴子の嬢! 大変じゃあああ!

 あのバカがさらわれてしもおおおたああああ!」


 ゲートの前でいじけてた冴子に妾は激しく飛びついた。

 そして、勢い余って地面を数回転がってしまう。


「ん? え?」

「ええい、さっさと立直らぬか!

 大正の大和撫子の矜持をみせるのじゃ!」


 ペチペチと冴子の頬を打って荒療治。

 それほど緊急事態なのじゃ!


「ティシー姉様……」

「しっかりせい!

 このままでは、男の娘に主人を奪われた女じゃぞ!」

「うわあああああ!

 それはあってはならないことでしてよ!」


 冴子は青ざめて頭を抱える。

 (おかげで首は転がらぬ)


「奪還じゃ! 奪還しかあるまい!」

「はい! 早く参りましてよ!」


 こうして、妾と冴子は男の国の城へと向かった。


「しかし、ティシー姉様を欺くなんて、いかなる手でして?」

「ん、む、むう、そんなことより、早く救出せねば!」



 珍しく妾が見える輩がおって、

 もらった飴玉に一服盛られていたとは言えぬな。


「ティシー姉様のお顔が苦悶に満ちて……」



・・・・・・



 男の娘の国は毒キノコが群生したような国じゃ。

 カラフルな外観からは想像できぬ程に堅固じゃった。

 

 まずは闇魔法に対する耐性。

 これで妾の魔法は無力化されてしまうのじゃ。

 そして、強いフィジカル。

 冴子も一刀をも回避されてしまっては打つ手がない。


 ゆえに、妾たちはあの手この手で身を隠し、城へと侵入したのじゃ。

 ある時は妾の魔法、ある時は冴子の力、ふたりで知恵を絞った。


 しかし、異端技術に長けたこの国、さらにいやらしい。

 各所で女子のみに有効となる毒が蔓延していたのじゃ。

 妾は耐性をもっておったから大丈夫じゃったが、

 (幼女だからではないぞ?)

 冴子は昏睡、脱力、麻痺、混乱などなど散々苦しめられた。

 そして、回復に追われ、妾も疲労困憊じゃ。


 そんな思いで、たどりついた毒キノコ城の最上階。

 その頃には女子二人肩を組み、支えあうような形になっておった。

 扉を開けば、寝室。

 そこに奴は天蓋つきのベッドで、呑気に眠りこけておった。


「マスター! ご無事でして!」


 傷だらけの冴子は駆け寄った。

 再会に胸震わせ、その目には涙が溢れておった。

 ここまで労苦が走馬灯のように蘇る。

 それはもう抱きしめて、抱擁してやってもいいくらいじゃの。


「ああん! 生理くせえ、メスが寄るんじゃねえ!」

「へ?」

 

 冴子も思いがけない言葉に固まってしもうた。

 こやつなにをいっておるのじゃ?


「おにいちゃん、こわーい」


 すると、ひょいとシーツの中から例の双子顔を出しおった。


「ちょっとまってろ、すぐに追っ払ってやるからな」


 と、穏やかな顔を見せたかと思えば、奴は声を荒げて、


「ほら出てけよ! この薄汚いメスども!」


 冴子は完全に茫然自失。

 ならば妾がいってやるしかあるまい!


「ここまで来るのに冴子の嬢がどれだけ苦労したと思ってるのじゃ!」

「うるせえ! 勝手にしたことだろ! 人のせいにするんじゃねえ!

 ガキが産めるくらいで、どんな理不尽も許されるとか思ってんのか!

 人格的に最低なのはかわらねえからな!

 人格的にもかわいさ的にも男の娘が最高なんだよ!

 生きてるだけではた迷惑なバカどもが! 」

 

 なんと声を荒げて、罵声を浴びせてきおった。


 妾たち、あんぐりぽかん。

 これはびっくり仰天!


 前々からジャパンの人々は

 マスコミやらネットやら政府やらに先導されやすいとは聞いておったが、


 これは、

 完全に、

 完全に、洗脳されておるうううううううう!


続く。

いやあ、洗脳されちゃいましたね。洗脳といえば、XJAPANのトシさんですね。やっぱり洗脳が解けるまで10年とかかかるんでしょうか。いやはや困ったことですね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ