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プロローグ

初投稿のプロローグです。

よろしかったら、評価、感想、ブックマーク、助言など、宜しくお願いします。

1話と分割しました。

 ——無限の転生者よ、復讐の狼煙(のろし)をあげるのだ——



 ピクッとして、目覚めたのは終電。

 (いま完全におちてたなぁ)と、つり革にもたれてため息をつく。

 残業残業残業……日々終電。

 不足している人員、就業時間内に終わるはずのない仕事。

 そして、上がることのない給料。

 オレが働いているのは、いわゆる無限地獄のようなブラックだ。

 そんな会社に、なぜオレがしがみついてるかは誰にもわからない。

 あえて言うなら、神の思し召しだ。

 運とか、時代背景とか、そんなものの成り行きだ。


 ああ、バブルとかなんねえのかなー。。。


 座席の長椅子では、古典的なセーラー服を着た女子高生も、

 白髪のメガネの喪服の婆さんも、がっちりとした浴衣の男も、

 蛍光灯に照らされて青白くみんな死んだように眠っていた。


・・・・・・


 バチン。

 闇を照らす光。

 いや、電灯をつけただけだし、帰宅しただけだ。

 あまたの美少女が帰りをまつワンルーム。

 バンド、アイドル、偉人、外人、人外、至れり尽くせり。

 もちろん、フィギュアとポスターの美少女だ。


 リアルなわけないだろぉぉぉ!


 言い忘れていたが、オレは独身だ。

 いつでも死んだ目をした転職もままならない29才ナイスガイだ。

 

 ネクタイを放り投げて、ベッドにダイブ。

 そのまま就寝……ではなく、枕元のノートPCをつける。

 深夜アニメだ。

 それは栄養ドリンクに並ぶ、日本の労働者の癒しにして活力。

 ツイ○ターでリアルタイム視聴を仲間と共有する。

 偉大なる#。


  #某女子高生アニメ

  #某獣友達アニメ

  #某妹アニメ

  …………

  

 他の仲間たちの反応、()り上がり、作品を支えている感、

 それを前に我々は眠ってなんかいられないのだ。

 ああ、今日もかわゆいなー、ゆいたん。

 うっとりまったり萌ゆるぜ。

 みんなフレンズ、今日も深夜に仲良くハッピーだ!

 ハッピーだ! ハッピーだ! ハッピーだ! 

 はぴだ……はぴ……は……ぴ……

 ……かゆ……う……ま………………


続く



今後の展開に対する要望などございましたら、お寄せくださいませ。

(できるだけ反映したいと思います)

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