3話「一悶着」
休日の街、俺はオタク気質な友人 伊月 奈々津と秋葉原に行く予定で、只今駅に行っているんだが、何故こうなっている?
目の前にはザ・チャラ男が伊月をナンパしている。
へー今時ナンパなんてする人いるんだぁ……ってこんな事してる場合じゃなかったわ
とりあえず、時間をこんなとこで取られたく無いし、話しかけるかぁ………はぁ
「あー、伊月?知り合い?」
今来ましたよ感を出して伊月に歩いて行く
「いや、こいつらにカラオケに行こうと誘われてな…待ち合わせだから無理と言ってもなかなか話してくれなくてな」
「おいおい、姉ちゃん、それはねぇぜ、そんな地味な男といるより俺たちといた方が絶対楽しいって、だから、な?行かない?」
チャラ男に地味って言われた…ショック………だと思ったか馬鹿め!何年間平凡してると思ってんだ!そんな言葉聞き飽きたわ!ボケ!でもチャラ男てめぇだけはゆるさねぇ、ただ着飾ってるだけで!俺より地味じゃねぇかぁぁああああああ!
「なぁなぁチャラ男君?」
「あ?何だよ野郎に興味はねぇよ、失せろ」
「そうか、そうか、君はそう言うやつだったんだね!チャラ男くんッ!」
俺は駅の近くだと言うことを忘れてチャラ男の腹を膝蹴りした
「ガホッ!何しやがんだテメェ!!」
物凄い形相でこっちを見た後俺に殴りかかろうとする。
でも、チャラ男君、ここが駅の中だと言うことを忘れてないかい?……え?お前がそれ言うって?気にしちゃいけない。
「だーれーかーたーすーけーてー、怖いお兄さんが殴りかかってきーまーすー」
「な!馬鹿!おま!………チッ覚えとけよ!」
ふぅ、やっと行ってくれたか、時間の無駄したわ、クソイなー
「助けてくれてありがとう」
なんだその某RPGに出て来そうな典型的なお礼は…
もう時間も時間だしそっさと移動するか…
「どういたしまして…っと、意味不明な時間も取っちゃった事だしさっさといくぞ」
「あ、あぁ…それにしても驚いたぞ、健二がそんな戦闘民族だったとは」
「戦闘民族言うなし! まぁ昔に色々あったんだよ」
「そうか」
そうだよ、あの現在ハワイ満喫中のクソ親父にしばかれたわ、
あぁ、考えてたら腹が立って来た、俺も秋葉原満喫してやる
「伊月行くぞ!」
「ちょっ、待て!」
俺は伊月の腕をとって走り出した
なぜか伊月は頬をほのかに染めていた
駅で走ってはいけませんよ(殴
恋愛フラグキタコレ_:(´ཀ`」 ∠):